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黄晳暎氏「世界3大文学賞」ブッカー賞候補に

黄晳暎氏「世界3大文学賞」ブッカー賞候補に

Posted March. 14, 2019 08:13,   

Updated March. 14, 2019 08:13

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作家の黄晳暎(ファン・ソクヨン)氏(76)が英国の権威ある文学賞「ブッカー国際賞」の候補に選ばれた。韓国人候補は2016年、18年の作家、韓江(ハン・ガン)氏以来2人目。

ブッカー賞選定委員会は13日、ホームページを通じて黄氏を含む候補13人を発表した。審査委員5人が108冊の小説から13冊を選んだ。アニー・エルノー(フランス)、マリオン・ポッシュマ(ドイツ)らが強力なライバルとされる。小説を英語に翻訳した翻訳家のキム・ソラさんも共に候補に選ばれた。

黄氏は15年に発表した小説『日が沈む頃』(英語名『At Dusk』)で候補となった。小説は、成功した60代の建築家パク・ミンウの記憶を辿っていく。山村で育ち、出世街道を走ったパク・ミンウともう一人の主人公の若い演劇演出家の厳しい人生を交差させ、人生の重要な価値と意味を問う。18年に仏ギメ東洋美術館の「アジア文学賞」も受賞した。

選定委員会は来月9日に6人に候補を絞り、5月21日に受賞者を発表する。受賞者と翻訳家には5万ポンド(約7422万ウォン)が授与される。

ブッカー賞は、ノーベル文学賞、仏ゴンクール賞と共に世界3大文学賞と呼ばれる。1969年に設立され、国際賞は05年に設けられた。


李雪 snow@donga.com