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抗日活動の歴史を詳細に記述した「梅泉野錄」が文化財になる

抗日活動の歴史を詳細に記述した「梅泉野錄」が文化財になる

Posted March. 12, 2019 08:29,   

Updated March. 12, 2019 08:29

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1910年の韓日併合後、悲痛な感情を盛り込んだ「絶命詩」を残して、死をもって抵抗した梅泉黃玹(ファン・ヒョン、1855~1910)の遺稿と資料4件が、揃って文化財となる。

文化財庁は、黃玹関連資料である「梅泉野錄」「梧下記聞」「梅泉黃玹詩文、関連遺墨・資料帖、敎旨・試券・白牌筒」「待月軒絶筆帖」などを文化財として登録予告すると、11日明らかにした。

梅泉野錄は、興宣(フンソン)大院君が執政した1864年から、日本が国権を奪った1910年までの歴史を7冊の本にまとめた文である。旧韓末の為政者たちが犯した不正と非行、日本帝国の侵略と韓国民族の抵抗の様子を自由な方法で詳細に記述され、近代史研究において非常に重要な資料として評価される。梧下記聞は、梅泉野錄の草稿と推定される文で、19世紀後半から1910年までの歴史的事実と義兵抗争をはじめ、抗日活動が詳細に記録されている。

「梅泉黃玹詩文、関連遺墨・資料帖、敎旨・試券・白牌筒」は、直筆詩文7冊をはじめ、友人が送った手紙、新聞資料、黃玹が1888年生員試に壯元及第したときに作成した試験紙である敎旨と試券などで構成されている。

一方、女性の独立運動家である尹熙順(ユン・ヒスン、1860~1935)が義兵の士気を高めるために作った「尹熙順義兵歌詞集」と1956年に建てられたソウル城東区(ソンドング)にある旧漢陽(ハンヤン)大学本館も、同日登録文化財に予告された。


柳原模 onemore@donga.com