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合唱と群舞で「ジュークボックス」ミュージカルの限界を破った

合唱と群舞で「ジュークボックス」ミュージカルの限界を破った

Posted March. 05, 2019 08:30,   

Updated March. 05, 2019 08:30

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有名な曲で構成された「ジュークボックス」ミュージカルは、いつもリスクが伴う。観客はすべてのナンバーで原曲の歌手と俳優の歌唱力を比較せざるを得ない。歌いこなす俳優の呼吸と感情演技も比べられることになる。ミュージカル「あの日々」は、経験豊かな編曲に合わせて、重厚なコーラスとキレのある群舞でそのリスクを克服した。

作品は、大統領府の警護員たちが20年という時間をかけて、過去と現在を行き来しながら消えた「あの日」の記憶を追う内容だ。愛と友情、忘れられた貴重な価値などの普遍的内容を、故金光石(キム・グァンソク)の歌20曲の歌詞に自然且つ滑らかに合わせた。2013年の初公演後、着実に愛されている。

編曲は観客によって好き嫌いが分かれるが、なかなか良い方だ。概して物悲しい感性をもとに、吟ずるように歌い、たまに感性が爆発する金光石の歌をストーリーに合わせて、繋ぎ合わせた。悲しい短調の旋律も、明るい雰囲気の長調のハーモニーに変えて軽快なムードで表現した。感性がピークに達した瞬間は、ギターだけで演奏した原曲に強いビートをかぶせて感性を最大化する。ミュージカルの舞台が示せる激情を多彩に表現した。

俳優たちの群舞と合唱も魅力を加える。舞台装置と背景が比較的早くテンポで変わるが、それに合わせて俳優10人余りが出て、警護員、軍人などを演じながらキレのあるダンスを披露する。合唱も注目するに値する。事実コーラスは原曲と比較できる地点で、リスクを相殺するポイントだ。俳優たちが無伴奏や原曲通りに歌うシーンでは、歌唱力が惜しい時もある。しかし、この部分を2、3人以上が合唱でこなすときは、壮大な感じを与える。

時空を行き来する物語は、ともすればわかりにくいかもしれないが、俳優と舞台効果でこれを十分に考察しながら理解を手助けする。劇の途中、共感できるユーモアも入れられており、涙を流しながら再び笑いこける観客もいる。

幕を下ろした後も、金光石の歌を口ずさむことになる。劉俊相(ユ・ジュンサン)、オム・ギジュン、李必模(イ・ピルモ)、ソ・ヒョンチョル、吳鐘赫(オ・ジョンヒョク)などが出演。5月6日まで。ソウル龍山区(ヨンサング)ブルースクエアインターパークホール。6万〜13万ウォン。8歳観覧可。★★★☆(5つ星のうち)


キム・ギユン記者 pep@donga.com