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繊細な視線で捉えた北朝鮮の日常の瞬間

Posted January. 22, 2019 10:07,   

Updated January. 22, 2019 10:07

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平壌(ピョンヤン)の地下鉄。立っている少年のスカーフから、北朝鮮の少年団員であることがうかがえる。背負ったリュックと薄い英文の商標は、この馴染みのない社会にも私たちと近い部分があることを物語る。ソウル鍾路区(チョンロク)の世宗(セジョン)文化会館美術館で開かれている「AP写真展:あなたにまた会えるだろうか」で見た北朝鮮社会の断面だ。

世界通信社の代名詞であるAP通信は、毎日2千枚、年間100万枚の写真を世界に送り出す。今回の展示では、6つのテーマで厳選された200枚が展示される。

3つのメインテーマは、「報道写真」に対して持つ偏見をスムーズに押し流す。「あなたの一日に流れて」では、未明と朝、正午、夜の瞬間が捉えられている。「私に残した温もり」は、歴史的な場面に隠された日常の瞬間を人の温もりで再現する。「あなたが聞かせくれた音」では、観覧客はメディアと映像の結合で配置された写真に合わせて聞こえてくる音を体験する。

続く3つの特別テーマのうち「キーワードで会うAPの瞬間」は、APの歴史の報告だ。広島原爆、ベトナム戦争、1960年代のニューヨーク文化、米ソ宇宙競争だけでなく、ビートルズ、アリ、エディット・ピアフ、フレディ・マーキュリーなどのスーパースターまで過去の珍しい写真も展示される。「記者展」では、カメラマンや作家という「人間」を中心にした熱い現場に会える。

最後のテーマである「北朝鮮展」では、世界で最も近くて遠い場所である北朝鮮の日常と息づかいに接する。簡単に接することができなかった「彼ら」の姿から、馴染みはないものの、弱々しさと懐かしさが感じられる。

観覧客は、エプソンが提供した写真専用プリンタを使って自分だけの思い出の写真を出力することができる。3月3日まで。7千~1万3千ウォン。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com