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ドイツでの年越し公演を盛況裡に終えたチョ・ソンジン

ドイツでの年越し公演を盛況裡に終えたチョ・ソンジン

Posted January. 04, 2019 08:29,   

Updated January. 04, 2019 08:29

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「年上の巨匠に会う時だけ大きな悟りを得たり、学んだりするのではなく、若い音楽家たちからも誰に会おうと学ぶことが多いと思います」

2015年のショパン国際コンクールで優勝したピアニストのチョ・ソンジンは昨年、世界各地で100回以上も演奏をこなした。今年もイヴァン・フィッシャー、マレク・ヤノフスキ、ヤニック・ネゼ=セガンなど、名前だけでも驚くべき巨匠たちとの共演舞台を控えている。彼は、「個性と強みが異なる他の指揮者たちに会うツアーを通じて、より多くのことを学びたい」と力強い新年抱負を明らかにした。

彼は4日、ソウル蚕室(チャムシル)ロッテコンサートホールで開かれる「2019テウォン文化財団の新年音楽会」で、KBS交響楽団と一緒にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番で新年の挨拶をする。昨年12月30日は、ドイツのミュンヘンでバイエルン放送交響楽団と一緒に年越し慈善公演の舞台に立った。負傷したピアニスト・ランランの代わりに舞台に立ったチョ・ソンジンは、巨匠指揮者マリス・ヤンソンスと呼吸を合わせて信じられないほどの舞台を披露した

静かに内面に沈潜し、凄然として深みのあるユーモアを放つチョ・ソンジンのモーツァルト・ピアノ協奏曲第20番の第2楽章が終わった後、客席のあちこちから嘆声が漏れた。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第3楽章は、ピアニストとして示すことのできる高度な技術の饗宴だった。ヤンソンスの指揮に従ってオーケストラが高まった感情をまず聞かせると、チョ・ソンジンがそれにこたえるかのように、その感情と色彩感をピアノで表現した。音楽の基準が高いことで評判の高いミュンヘンの聴衆だが、演奏が終わるとすぐにブラボーの声が我先に沸いた。数回のカーテンコールの後、チョ・ソンジンはアンコール曲としてドビュッシーの「亜麻色の乙女」を演奏した。チェロ首席のリオネル・コーテは、「抜粋された楽章だけを演奏するのは残念だ。驚くほど思惟的で深みのあるモーツァルトと圧倒的なチャイコフスキーに至るまで、次の機会には全曲共演で絶対チョ・ソンジンと再び演奏したい」と興奮を隠せなかった。公演前後にピアニスト・チョ・ソンジンに会った。

――リハーサルでヤンソンスと毎回会話を交わす姿が印象的だった。

「ヤンソンスは心底から尊敬していて好きな指揮者なので、演奏前の打ち合わせの時から胸がときめいていた。パリ留学時代、サル・プレイエルでのヤンソンスの公演は全部見た。このように一緒に演奏する機会が早く来るとは思わなかった」

――公演は大変盛況だったが、感想は。

「安定を追求したリハーサルと違って、ヤンソンスは実況でのみ可能な魔法を使った。その一部になることができて嬉しいし、満足している」

――昨年、世界各地で100回以上も演奏をこなした。体力的には大丈夫か。

「飛行機に乗ればすぐに眠るし、普段本当によく眠る。毎日練習しながら、体力的に絶対に無理せず、運動も筋肉に無理のないぐらいでやっている。まだ若くて、長距離飛行で疲れてもぐっすり寝て起きて、おいしいもの食べればすぐに解消できる」

――今年はイヴァン・フィッシャー、マレク・ヤノフスキなどの巨匠たちとの共演舞台が続く。

「世の中にはさまざまな個性と色彩を持つオーケストラと指揮者がいて、誰が好みに合うかの問題があるだけで、優劣を決めるのは無意味だ。聴衆の一人として好きで尊敬する指揮者たちと一緒に作っていく音楽が期待される」


田承勳 raphy@donga.com