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世界最古の「カエルの足跡化石」を晋州で発見

世界最古の「カエルの足跡化石」を晋州で発見

Posted December. 25, 2018 08:01,   

Updated December. 25, 2018 08:01

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世界で最も古いカエルの足跡化石(写真)が、慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)で発見された。

キム・ギョンス晋州教育大学韓国地質遺産研究所長(科学教育科教授)とイム・ジョンドク文化財庁国立文化財研究所学芸研究官、キム・ドンヒ国立中央科学館研究官チームは、晋州革新都市の約1億1000万年前の中生代白亜紀の地層からカエルの足跡化石22点を発見して、国際学術誌「白亜紀研究」の12日付に発表した。

カエルは約2億5000万年前に誕生した両生類で、足跡の化石が非常に希少な動物に挙げられる。足跡化石は、軟らかい水辺の泥などに足跡が刻まれた後、そのまま泥が固まって形成されるが、体の軽いカエルは、足跡が刻まれにくい上、保存も難しい。このため、これまでカエルの足跡化石は、1991年に米ユタ州で発見された約8300万年前の化石と、2017年に発見され、今年3月に発表された全羅南道新安郡沙玉島(チョルラナムド・シンアングン・サオクド)の7900万~8400万年前の足跡化石二つが全てだった。

キム教授チームは、2017年に世界初の白亜紀の早歩き型哺乳類の足跡化石と今年世界で最も小さい「スズメサイズ」のラプター恐竜の足跡化石などが発見された晋州革新都市に、カエルの足跡化石もあるだろうと見て、既存の化石を再点検した。

その結果、「HTB-043」と名付けた頁岩の標本からかすかに刻まれたカエルの歩行列(連続した足跡)3つを発見することに成功した。キム教授は、現代のカエルを実際泥の上に乗せて足跡がどのように刻まれられるかを実験後、今回発見した化石の中の足跡パターンと比較して、これらが1億1000万年前に中生代に生息していた「Ranipes」という種類のカエルの足跡化石であることを確認した。

キム教授は、「後ろ足と次の後ろ足との間隔は10~20センチだった」とし、「(現代のカエルのように)飛び跳ねて移動した跡と推定される」と語った。


ユン・シンヨン東亜サイエンス記者 ashilla@donga.com