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防弾少年団が日本ツアーを開始

Posted November. 14, 2018 08:35,   

Updated November. 14, 2018 08:35

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防弾少年団(BTS)の大規模な日本ドームツアーが13日から始まった。BTSは、1年前に着たTシャツの問題で先週、日本民放の生放送出演が直前にキャンセルされるなどの悪材料もあったが、コンサート会場に集まった熱心なファンの支持に揺れはなかった。

BTSは13日と14日の東京ドームに続いて、21日、23日、24日は大阪京セラドーム、来年1月12日と13日は名古屋(名古屋)ドーム、来年2月16日と17日は福岡ヤフオクドームで「ラブ・ユア・セルフ」コンサートを続ける。コンサートチケットは、発売直後に早目に売り切れとなった。

同日、会場近くの駅前では2人の男性が、しばらくヘイトスピーチ(特定人種への嫌悪発言)のスローガンを叫んだことを除けば、大きなハプニングは起きなかった。これに先立って右翼団体「行動する保守運動」は、BTSを「反日アーティスト」、「日本でお金を稼ぐアーティスト」と非難する集会案内文をインターネットのホームページに掲載して参加を促したが、議論が起きると先週明けに突然集会スケジュールを削除したことがある。

かつて、日本国内の韓流ブームは、政治などの外部要因から大きく影響を受けた。東方神起、ビッグバン、少女時代などが引き起こした2回目の韓流は、2012年、李明博(イ・ミョンバク)元大統領の独島(トクド)訪問などで両国関係が冷え込み、冷たい風にさらされた。しかし、BTSの人気は、日本の放送局に振り回されるほどのものではない上、最近日本の若者たちが文化と政治を徹底的に切り離して考えることも影響を及ぼしたと分析される。

実際、この日発表された日本のオリコン週間チャート(11/5~11/11)では、BTSが最近、日本でリリースした「フェイクラブ/エアプレーンパート2」がシングル部門で首位についた。アルバム部門では、韓国ガールズグループ「トゥワイス」がトップについた。オリコンチャートシングルとアルバム部門を共に韓国アーティストが席巻したのは史上初めてだ。

韓流の人気においては大きな変化はないが、韓日間の対立はますます深刻化している。NHKは韓国最高裁が下した日本企業に対する強制動員賠償判決について、日本国民の69%が「納得できない」と答えたと、13日伝えた。放送局側が9日から3日間、全国の成人男女1215人を対象に行った調査結果だ。「納得できる」という回答は2%に過ぎなかった。日本政府が強調する国際司法裁判所(ICJ)への提訴については56%が「提訴すべきだ」と答えた。

これは日本政府が最高裁判所の判決について積極的に抗議し、日本のマスコミも批判的に報道したことが日本国民の認識に影響を及ぼしたと見られる。安倍晋三首相と河野太郎外相などは、「請求権はすでに解決済みだ」、「判決は暴挙であり、国際社会への挑戦」などの激しい表現を使いながら韓国を批判した。

一方、同じ調査で、安倍内閣の支持率は一ヶ月前より4%ポイント上がって46%となった。判決後、安倍政権の「韓国叩き」が支持率上昇に影響を与えたとみられる。安倍首相は昨年初め、私学スキャンダルで支持率が急落すると、釜山(プサン)の元慰安婦少女像の問題を理由に在韓日本大使を一時帰国させるなど、強硬外交に出て支持率を引き上げたことがある。

両国関係が急激に冷え込んだことで、両国間の交流行事が困難に陥る場合も少なくない。毎日新聞は同日、日本の超党派の国会議員で構成された日韓議員連盟が来月13〜14日にソウルで開かれる韓日議員連盟との合同総会で、今回の最高裁判決についてどのような立場を示すか苦心していると伝えた。朝日新聞は当初、2日に日本で開かれる予定だった日韓特許庁長会議が先月31日、日本側の要求で見合わされたと、同日報じた。


東京=ソ・ヨンア特派員 キム・ボムソク特派員 sya@donga.com · bsism@donga.com