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物語への共感を引き出す音楽映画が人気

Posted November. 12, 2018 08:41,   

Updated November. 12, 2018 08:41

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映画「ボヘミアン・ラプソディ」のように、興行した音楽映画は耳にささる音楽と没入感のある壮大な構造を持っているという共通点がある。もちろん作品によっては、音楽、物語の中でより強みがある場合もある。2007年に公開した「ワンス」は、独立映画にも拘わらず27万人が観覧し、映画に挿入された音楽(OST)は韓国国内音源チャートに上がって波及力を誇った。2014年に公開された「はじまりのうた」は、海外ではあまり手応えがなかったが、国内では343万人が観覧して人気を集めた異例の作品である。映画に出演したマルーン5のメンバー・アダム・レヴィーンが歌った「Lost Stars」も大変愛された。一度聞けば、すぐに脳に刻まれる音楽と人生のどん底から立ち上がる物語が共感を引き出したという分析だ。

2008年に公開された「マンマ・ミーア!」(457万人)も成功を収めた。この時も一緒に歌を歌う「シンガロング上映」が行われた。アバのおなじみの歌と驚くほど歌詞にぴったり当てはまる物語は、没入度を高めた。

デイミアン・チャゼル監督が2015年と2016年に相次いで出した音楽映画「セッション」(158万人)と「ラ・ラ・ランド」(359万人・写真)も、世界的に注目を集めた作品だ。「ラ・ラ・ランド」の音楽は、特に韓国国内で大きく愛されて、昨年、この映画の音楽監督ジャスティン・ハーウィッツが来韓したこともある。ハーウィッツ監督は、71人組のオーケストラと一緒に屋外で「ラ・ラ・ランド」の音楽演奏を披露した。

一方、「ボヘミアン…」は公開の最初の週末で北米で5000万ドル(約560億ウォン)の収入を上げて制作費(5200万ドル)を上回った。全世界の売上をすべて合わせると、1億4100万ドル(約1581億ウォン)に達する。国別では、米国に続いて英国、フランス、メキシコ、ドイツ、韓国の順で高い収益を上げている。

 


金民 kimmin@donga.com