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「防弾少年団、ブルース・リーのように文化の壁を崩した」

「防弾少年団、ブルース・リーのように文化の壁を崩した」

Posted November. 01, 2018 08:13,   

Updated November. 01, 2018 08:13

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世界的なスターDJ、スティーブ・アオキ氏(41・写真)が防弾少年団(BTS)を李小龍(ブルース・リー)に喩えながら、「すべてのアジア人に希望を与えている」と賞賛した。

日系米国人のアオキ氏は、東亜(トンア)日報との書面インタビューで、「アジアの人たちは欧米文化の壁を破るためにたゆまぬ努力を傾けてきたが、多くの困難を経験してきた」とし、「しかし、防弾少年団は、ブルース・リー(李小龍)が世界市場を掌握したのと同じように、その障壁を打ち砕いた」と評した。

アオキ氏は10月25日、防弾少年団が歌とラップに参加した新曲「Waste It On Me」を公開した。アオキ氏は昨年、防弾少年団の曲「MIC Drop」をリミックスしたことで、ユーチューブのプロモーションビデオの再生回数が3億回を越えて人気を集めた。今年5月に発表した防弾少年団の歌、「伝えなかった心」の制作にも参加した。

防弾少年団と3度目のコラボをしたアオキ氏は、「彼らの甘い声がうまく引き立つように努力した」と語った。アオキ氏と防弾少年団が初めて出会ったのは、昨年5月ごろ。

「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)で、彼らの様々な姿を見て、ぜひ会ってみたいと思った。家に招いていろいろと話を交わすなど、ブロマンスを楽しみながら時間を過ごした」

アオキ氏は、「「MIC Drop」のリミックス作業はK-POPの文化を世界に知らせることに一役買ったと考えており、(大人気に)実際に顎が抜けるほど驚いた」とも話した。「英語で歌う大スターたちも成し遂げることができなかった成果を上げました。20年が過ぎた後、振り返ってみても、防弾少年団は歴史に残る記録を立てたんですね」。

アオキ氏は、グラミー賞候補にノミネートされ、音楽でスポットライトを当てられており、爆発的な舞台マナーでも有名だ。客席に向かって大きなケーキを投げかけたり、ふさふさとした長髪をなびかせながら舞台の上から観客に向かって飛び込んだりする。大学では社会学と女性学を専攻した。父親はレスリング選手、妹のデボン・アオキ氏は有名なファッションモデル兼俳優だ。

「映画『クレイジーリッチアジアン』と防弾少年団の成功は、すべてのアジアの人たちに希望を与えたと思います。この100年間、ラテンポップとK-POPのブームのように、文化的限界を超えたケースはありません。これからも潜在力と可能性を持った多様な文化圏が世界を掌握するでしょう」


イム・ヒユン記者 imi@donga.com