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民画はまずまずの絵?階層を合わせた高品格の大衆芸術!

民画はまずまずの絵?階層を合わせた高品格の大衆芸術!

Posted July. 03, 2018 08:24,   

Updated July. 03, 2018 08:24

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「朝鮮時代の『民画』は、大衆にはなじんでいるようですが、理解してみれば、あまりにも誤解の多い絵画ですね」(コ・ヨンヒ成均館大学東アジア学術院教授)

正にその通りである。美術品や文化財に弱い初心者でも、なぜか民画といえば心構えが緩む。やや自信があるとでも言おうか。当代の日常生活が奥深く投影され、気楽に感じられる側面もある。しかし、それが民画のすべてだろうか。4日から開催されるギャラリー現代(ヒョンデ)の「民画、現代に会う:朝鮮時代の花の絵」は、多分私達が民画を眺めていた先入観を確実に破れる絶好の機会かもしれない。

今回の展示を共同企画したコ教授によると、「民画」は、日本民芸研究家柳宗悅(1889~1961)が初めて使った用語である。それまでは「俗画」とひっくるめて呼ばれた作品を、それなりの地位を備えた芸術ジャンルに格上げさせたのだ。しかし、このため、上流層や庶民を問わず、楽しんでいた広義の文化が、「アマチュア芸術」「民の絵」というイメージに制限される結果を生んでしまった。

実際今回の展示で披露した60点余りの芸術品を見れば、「花鳥図」や「花卉図」「離島」など、大変気品のある文化財が多い。もちろん荒く整えられていない作品もたまにあるが、それもやはりかなりの技巧が感じられる。17~19世紀の民画というカテゴリーで囲まれているが、宮中画家の腕前であることが明らかな作品も少なくない。コ教授は、「19世紀民画の主要顧客は、そのほとんどが士大夫や両班の上流層で、王室と大家を飾った」とし、「多様な素材や表現方法を自由に行き来したため、かえって芸術的成果がより高い場合も少なくない」と説明した。

最近の民画の再発見は、海外で民画が新しい「Kアート」として脚光を浴びていることで、さらに盛り上がっている。2016年頃から米国の有名美術館やマスコミが民画にかなりの関心を示し始めており、国内へとそのブームが移ってきた様子である。ギャラリーの関係者は、「現代絵画に劣らない色感と画風が世界で大きな注目を集めている」と語った。

今回の展示で唯一披露した現代作であるイ・ドンア作家の「花鳥図)in Space」も目を引く。伝統的な民画を現代的な感覚で解釈してきたイ作家は、デジタル映像を利用して、ユニークで未来指向的な作品を披露した。有名作曲家キム・ヒョンソク氏の音楽が一緒で、さらに印象的だ。来月19日まで。ソウル鍾路区(チョンノグ)のギャラリー現代本館&新館、トゥガホンギャラリー。5000~8000ウォン。お問い合わせは02-2287-3500まで。


丁陽煥 ray@donga.com