Go to contents

ニューヨークの5万3000人がKポップに歓声…米国の「Z世代」を魅了

ニューヨークの5万3000人がKポップに歓声…米国の「Z世代」を魅了

Posted June. 26, 2018 08:47,   

Updated June. 26, 2018 08:47

한국어

「バッドボーイズダウン♬ワ~」

23日(現地時間)の夕方、米ニュージャージー州ニューヨーク・プルデンシャルセンターの公演会場。韓流フェスティバルである「Kコン(CON)」の舞台にKポップグループ、レッドベルベットが上がると、歓声と拍手が殺到した。メンバーたちが英語に翻訳したヒット曲「バッドボーイ」をこの日初めて披露すると、客席は再び熱くなった。「韓国のバックストリートボーイズ」という評価を受けてきたグループ、スーパージュニアは「ソーリーソーリー」「ミスターシンプル」などのヒット曲のメドレーで客席を盛り上げた。

公演のない昼間は、Kポップダンスを学ぶプログラム、焼肉などの韓国料理やKビューティー化粧品の体験、韓国文化の議論など、韓国の大衆文化を楽しめる様々な付帯行事が行われた。イベントを主催したCJE&M側は、「24日まで二日間行われたKコンイベントに、5万3000人の観客が集まった」と明らかにした。

Kコンは、2012年、米ロサンゼルスで始まった世界最大規模の韓流祭り。米国だけでも累積観客数が40万人を超えるほど急成長した。サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)、コーチェルラ(Coachella)と一緒に「2018年米国で必見すべき音楽フェスティバル」に選ばれたりもした。

Kコンを機に、米地元メディアはサイの「江南(カンナム)スタイル」がヒットしてから6年ぶりに再び注目されているK-POPにスポットライトを当てた。ニューヨークタイムズ(NYT)は、イベント前日、「防弾少年団(BTS)が5月、ビルボードアルバムチャートでトップについた時、K-POPが再び米国の主流音楽界に向けて真剣な挑戦を開始した」とし、Kコンイベントに登場するヘイズ、EXID、スーパージュニア、ワーナーウォン、レッドベルベットなどのKポップスターたちの面々を紹介した。

今年は世界的なデジタル企業までが、Kコンに加わった。Kコン観客の70%は24歳以下の「Z世代だからだ。Z世代とは、1990年代半ばから2000年代初頭の間に生まれ、デジタルに慣れている若者たちを指す言葉だ。音楽ストリーミングサービス「アップル音楽」は、Kコン公演歌手たちの歌を聞くことのできる「Kコンプレイリスト」機能を新設した。ソーシャルネットワークサービス(SNS)、タンブラーとクワイはKポップ、Kドラマ、Kビューティーなどの韓流関連写真や映像を掲載すれば、抽選でKコンチケットを与える景品イベントを行った。米有力芸能媒体ビルボードは、Kコン現場の映像とKポップスターとの対話をフェイスブックやユーチューブで生中継した。


朴湧 parky@donga.com