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ソプラノ歌手イム・ソンへさんが来韓しチャリティー公演

ソプラノ歌手イム・ソンへさんが来韓しチャリティー公演

Posted May. 31, 2018 08:58,   

Updated May. 31, 2018 08:58

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「20年前の6月3日が昨日ことのようです。『外国に行ってダメになるのではないか』心配しましたよ」

「アジアのヒバリ」ソプラノ歌手のイム・ソンヘさん(42)は、歌同様、話も上手だった。欧州進出20年を迎えた感想をよどみなく語ってくれた。イムさんはソウル大学音楽部に通っていた21歳の時、ドイツのカールスルーエ国立音楽大学に留学した。チャリティー公演のために一時帰国したイムさんに23日、電話でインタビューした。

イムさんは今月、慶尚南道山清(キョンサンナムド・サンチョン)の誠心院(3日)、釜山(プサン)の少年の家(4日)、忠清南道舒川(チュンチョンナムド・ソチョン)のアメニティ福祉マウル(8日)、ソウル明洞(ミョンドン)大聖堂(11日)で「平和ナヌム音楽会」を開いた。2009年からは、文化疎外地域を訪れ、「希望ナヌムコンサート」も毎年開いている。イムさんは、「クラシックを知ると、特別な自負心のようなものが生まれる。もっと多くの人々と音楽を分かち合いたい」と話した。

「社会にどうすれば力になれるか」長い間イムさんはこのことを考えてきた。私の歌が多くの人々の心に届かなければ何の意味があるのかと思った。そのため別の道に目を向けたこともあった。アナウンサーや青少年のレクリエーション講師も考えた。悩みはある日突然解けた。

「10年ほど前か。『歌は必ずしも人のために歌うものではない。自分への喜びと慰めになれば十分だ』という考えが頭の中をかすめた。その後、歌に集中する(できる)ようになった。」

留学して1年半。古楽の巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘが指揮する公演のソリストの代打として出演した。その後、多くの巨匠の「ラブコール」を受け、古楽界のディバに成長した。05年から共演した指揮者ルネ・ヤーコプスもその中の一人。ヤーコプスは、「東洋哲学のためなのかキリスト教徒だからかは分からないが、西洋クラシック界が失ったスピリチュアルな感覚をイム・ソンヘに感じる」と話したという。

7月にはヤーコプスが指揮・演出したコンサート・オペラ「フィガロの結婚」でスザンナ役を務める。コンサートのオペラ3部作ダ・ポンテ・シリーズの2番目の作品。昨年「コジ・ファン・トゥッテ」では、デスピーナ役を務めた。来年には「ドン・ジョヴァンニ」の舞台に立つ。イムさんは、「舞台装置や衣装なく公演するコンサート・オペラは出演者がアイディアを加えて一緒に作品を作っていく面白さがある」と話した。

イムさんのベッドの枕元には、『一文字の辞典』、『静かに近づく私の死』など7冊の本が置かれてある。イムさんは読み、書き、歌うことを楽しみつつ、現実感覚を失わないために常にチェックする。

「一日に何度も飛行機に乗って、音楽で時代旅行をし、舞台の上と下の生活を行き来する。現実とかけ離れやすい生活なので、常にバランスに気をつかいます。紛らわしいですが退屈な暇のない声楽家の生活を愛しています。」7月6日午後7時30分、7日午後5時、ソウル・ロッテコンサートホール。4万~15万ウォン。1544-7744。


李雪 snow@donga.com