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5、6月は「声の魔法」に浸ってください

5、6月は「声の魔法」に浸ってください

Posted May. 08, 2018 08:40,   

Updated May. 08, 2018 08:40

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声だけで合唱する「アカペラ」は、イタリア語で「聖堂の中の礼拝室」を意味する。16世紀、小さな礼拝堂では、パイプオルガンを使用することができず、無伴奏の合唱曲を作曲していたことがアカペラの誕生へとつながった。世界的アカペラグループである英国の「キングス・シンガーズ(King‘s Singers)」とスペインの「ビー・ボーカル(B vocal)」が相次いで韓国を訪れる。

「アカペラ界のビートルズ」と呼ばれるキングス・シンガーズは、16日午後8時、ソウル松坡区(ソンパグ)にあるロッテコンサートホールで50周年記念の来韓公演を行う。大衆的なポップソングから現代音楽家武徹の曲まで多彩なレパートリーを披露する。これまで来韓舞台で「アリラン」「魔法の城」など韓国の歌を披露してきた彼らは、今回も予期せぬプレゼントを用意したと耳打ちされている。

キングス・シンガーズは1968年、英ケンブリッジ大学キングスカレッジの合唱奨学生6人で結成された。以後50年間、カウンターテノール2人とテノール1人、バリトン2人、ベース1人の同じパート構成で、これまで在籍したメンバーは述べ26人になる。

彼らの最大の魅力は、透明なサウンドとジャンルを行き来する選曲、そしてユーモアあふれるパフォーマンス。現在最も長く活動しているメンバーであるクリストファー・ゲビタス(2004年に合流)は、「キングス・シンガーズの『ロングラン』の秘訣は、チームを去る先輩が自分の代わりとなる新人にすべてのことを伝えて去る伝統だ。クラシック、ロマンチック、ポップ、フォークなどをこなす多彩さも大きなメリットだ」と語った。 5万~11万ウォン。 お問い合わせは02-541-3173まで。

スペイン出身の5人組のアカペラグループ「ビー・ボーカル」は、来月9日午後5時、ソウル芸術の殿堂コンサートホールと仁川(インチョン)にある南東(ナムドン)ソレアートホール、慶北慶山(キョンブク・キョンサン)などで巡回公演を行う。ビボーカルは、スペイン国王フアン・カルロス1世が、「全世界を歩き回りながらアカペラでスペインを知らせてくれ」と要請するほどスペインが大事にするグループだ。

彼らの公演は、目と耳と心を虜にする。スーツを着てその場で立ったまま行う公演ではなく、迫力のある演出で観客たちの興をそそる。弁護士、ソムリエ、物理学者、フラメンコ講師など多彩な職業を持ったメンバーたちが膝を交えて、いつも一風変わった舞台を作るために思慮を巡らすという。

今回の公演では、ロッシーニの「セビリアの理髪師」、モーツァルトの「魔笛」などのオペラの代表曲だけでなく、レナード・コーエンのポップソング、K-POPなどを聞かせてくれる。3万3000~11万ウォン。お問い合わせは02-597-9870まで。


李雪 snow@donga.com