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「不平等が存在する限りマルクス主義は永遠」

「不平等が存在する限りマルクス主義は永遠」

Posted May. 02, 2018 08:33,   

Updated May. 02, 2018 08:33

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5日はカール・マルクス(1818~1883)生誕200年記念日。1818年5月5日、ドイツのトリーア地方で生まれ、世界の現代史と思想史に多大な影響を及ぼしたマルクスを記念する図書と映画が相次いで出ている。

海外でもマルクスを記念する動きが活発だ。英紙ガーディアンによると、ドイツのトリーア、英国のマンチェスターなどでマルクス生誕200年関連イベントを行う。英国の哲学者、ルパート・ウッドフィンなどがマルクス主義をグラフィックで紹介した本を今年1月に出版し、英国の歴史学者グレゴリー・クレアーズも先月『マルクスとマルキシズム』を出版した。ただ、国内のマルクス研究者の学術文化祭「マルクス・コミュナーレ」は隔年で開かれるが、今年は開かれない年だ。

マルクス主義は90年代社会主義圏の崩壊後「旬が過ぎた思想」と皮肉る声もあったが。21世紀に入っても着実に再びスポットライトを受けている。『考えるマルクス』(ブックコンマ)を出した中央(チュンアン)大学社会学科のペク・スンウク教授は、「東欧圏が没落して欧州左派社会運動が弱まり、政治的信念としてマルクス主義の位置づけは狭くなったが、逆に思想を学問的に研究して蘇らせる機会になっている」と診断した。そして、「資本主義はその姿が時代によって変わりながら世界を独特の方式で一つにまとめており、その方式を本格的に研究した人物がマルクス」とし、「社会を科学の分析対象としたマルクスの業績は、ニュートンが神学の世界を抜け出して物理学で宇宙を見るようにしたことと同じこと」と説明した。

2008年の世界的な金融危機の後、資本主義の危機を分析するためにマルクス経済学が依然として意味があるという意見もある。『経済無知者、不穏な経済学に会う』(ナルムブックス)などを出した韓神(ハンシン)大学国際経済学部のキム・ソング教授は、「市場が最適な均衡を達成するという主流経済学には、根本的に周期的景気循環と恐慌を説明する理論がない」とし、「08年の経済危機が金融分野で爆発したのは、過剰資本に金融化の道を開いた新自由主義のため」と指摘した。

また、「情報技術(IT)革命で雇用が消える副作用が憂慮されるが、これはマルクスが予想した労働の追放と利潤率低下傾向の延長線にある」と付け加えた。

最近、国内に翻訳されて紹介された本の中には『マルクス伝記』(全2巻・ノマド)が目を引く。旧ソ連共産党中央委員会付設マルクス・レーニン主義研究所が、1973年に膨大な資料をもとにした本だ。カナダ・ヨーク大学のマルチェロ・ムスト教授が2016年に書いた『マルクスの最後の闘争』(サンジニ)も翻訳出版を控えている。17日に上映する映画『青年マルクス』(監督ラウル ペク)は1844年、妻と共にフランス亡命の選んだマルクスが、パリでエンゲルスに会って労働運動を主導する話を含んでいる。

ペク教授は、「マルクス主義は、フランス革命の理念的な継承者」とし、「現実の不平等と矛盾が消えない限り、自由と平等を追求するマルクス主義の理想は消えないだろう」と強調した。そして、「マルクス主義はフェミニズム、生態主義などの様々な思想と対話して絶えず進化してきた」として「このような時代の主要な話題と結びついて一層活発に研究し、スポットライトを当てられる必要がある」と強調した。


趙鍾燁 jjj@donga.com