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「70周年を迎えた大韓民国のオペラ、より大衆の傍に近づく」

「70周年を迎えた大韓民国のオペラ、より大衆の傍に近づく」

Posted April. 04, 2018 08:20,   

Updated April. 04, 2018 08:20

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「70年前、大韓民国のオペラはみすぼらしい舞台で第一歩を踏み出しました。今日は世界舞台で国内声楽家や演出家が大韓民国の名を知らしめています」

「2018年の大韓民国のオペラフェスティバル」のチョン・チャンヒ組織委員長は、ソウル市中区乙支路(チュング・ウルジロ)にあるプレジデントホテルで3日開かれた記者懇談会で、行事の意味についてこのように明らかにした。大韓民国オペラフェスティバルは、27日から5月27日まで、ソウル芸術の殿堂内のオペラ劇場、自由小劇場、新世界(シンセゲ)スクエア屋外ステージなどで繰り広げられる。組織委員会とソウル芸術の殿堂が主催し、文化体育観光部などが後援する。

国内初のオペラは、1948年、明洞(ミョンドン)の時空館(シゴングァン)で公演されたヴェルディのオペラ「椿姫」だった。現在、国内オペラ団は110か所あまり。チョン委員長は、「厳しい状況の中でも最善を尽くした芸術家たちの努力のおかげで、韓国オペラの土壌が豊かになった」と言い、「オペラは少数の文化というイメージを改善するために、大衆により近づけるように努力したい」と語った。

このため、チケット価格も昨年より3万ウォンほど下げた。オペラ劇場の公演は1万〜15万ウォン台。数量限定で販売するフェスティバル席は2万5000〜3万ウォンである。

今年で9回目を迎えたフェスティバルには、6つの団体が参加する。ラベラーオペラ団の「仮面舞踏会」、ソウルオペラアンサンブルの「オルフェオとエウリディーチェ」、ヌオーヴァオペラ団の「キツネ伝」、国立オペラ団の「オペラガラ」がオペラ劇場の舞台に上がる。自由小劇場では、蔚山(ウルサン)シンガーズオペラ団の「ソムタヌン(好意を寄せている)パク社長を手なずける」、コリアアルツグループの「パンオペラ・フンブとノルブ」が観客と会う。

開幕作「仮面舞踏会」は、ヴェルディの代表作で、男性主人公が劇をリードする。バロックオペラの傑作である「オルフェオとエウリディーチェ」は、ソウルの地下鉄光化門(クァンファムン)駅を背景に脚色した。

創作劇も多数ある。「キツネ伝」は、韓国伝来説話「九尾」を現代に召喚して愛をテーマに演出した。「ソムタヌン(好意を寄せている)パク社長を手なずける」は、モーツァルトの代表作「フィガロの結婚」を現代舞台に移した。「フンブとノルブ」は、口伝の童話にパンソリとオペラ形式を混ぜて作った。お問い合わせは02―580―1300まで。


李雪 snow@donga.com