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李昇基、「次はチンピラや詐欺師の役にも挑戦したい」

李昇基、「次はチンピラや詐欺師の役にも挑戦したい」

Posted March. 12, 2018 07:30,   

Updated March. 12, 2018 07:30

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「この頃は1日に2、3時間ぐらいしか寝ていません。映画は撮影してからすでに数年が経っているので『成績が良くなくてもがっかりするな』と心を引き締めていたが、幸いなことに多くの方々に見ていただいて…。今年は何をしても少しはうまくいくだろうと思いました」

歌手で俳優、芸能人まで…。李昇基(イ・スンギ)氏(32)にはいくつかの修飾語がついてまわる。昨年10月に除隊後、しばらく休んでもいいはずなのに、李氏は、軍にいた時より最近のほうがもっと忙しい。李氏は、最近公開されたロマンス史劇「相性」で、駙馬候補の探訪を手伝っている途中、翁主と恋に落ちる易術家ソ・ドユン役を披露した。映画では2015年の「今日の恋愛」に次ぐ2度目のこと。入隊前に撮影した作品である。10日基準の観客数で120万人を突破した。

「映画の中の易術家の役をきちんとこなしたいと思って、有名だと噂になった易術家たちを直接探し回りました。あの方たちの特徴なんですが、とても確信に満ちて語るんですね。よどみなく語る上、まるですべてのことを見通しているかのようにです。『私の考えは』のようにあいまいな表現も使いませんし。それをそのままソ・ドユンのキャラクターに持って来ました。私の四柱は、『悪くない』と言われましたが、結婚は30代後半にならないと…」

李氏は、入隊前は正しい模範生のイメージで「国民の弟」と呼ばれたこともある。あまりにもまじめな性格なので、先輩たちから「頑張りすぎすな」という冗談混じりに叱られるほどだ。

「とにかく一所懸命にやっているんだから、少しは目立ってもいいですよね!周りの人々から『お前らしく楽にせよ」と言われるが、これこそ私らしいことですね。一所懸命に準備しておいて、できないふりをしたり、しなかったふりをすることなどできません。うまくはできなくても、熱心にするのが私の鉄則です』

入隊前後に一所懸命にやるのは同じだが、一つ変わったことがあるという。「宇宙征服もできる」と思うほど自信がついたそうだ。

「社会の中では絶対感じることのできなかった身体的、精神的限界を経験しました。本当にできそうもない状況のなかでも、私の意志で、戦友愛で最終的にはやり遂げましたね。もう何も怖いことなんかありません。今年の冬はひどく寒かっでしょう?私は服も厚着せず、できるだけ我慢しました。『すべては考え次第だ!』と思いましてね、ハハ」

今後の演技は、ロマンスやコメディージャンルを超えて、粗野な男性的キャラクターを希望した。「わずか2、3シーンだけ出てもかまわない。宋康昊(ソン・ガンホ)やファン・ジョンミンのような先輩たちと一緒に作品をしたいんです。役割で言えば『チンピラ』『詐欺師』、こんな演技もしたいし。私の顔は優しく見えるが、照明によっては密かに悪魔のような面もあるんですよ(笑)」

まだ映画のほうはキャリアが短いが、「信頼できる俳優」として位置づけられたいという抱負も明らかにした。

「観客と制作陣に対して、『李昇基ならこの役は十分こなせるだろう」と信頼を与える俳優になりたいんです。演技に注ぎ込むエネルギーはものすごくあります」。


張善熙 sun10@donga.com