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難治性がん開腹手術の巨匠、盧聖勳教授と金聖教授

難治性がん開腹手術の巨匠、盧聖勳教授と金聖教授

Posted March. 10, 2018 07:44,   

Updated March. 10, 2018 07:44

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腹腔鏡手術が不可能な時がある。難治性胃がん、または3期以降の進行性胃がんの場合である。このようなときは、仕方なく開腹手術をしなければならない。他の手術も同じだが、特に開腹手術は、手術件数の多い医師ほど、名医である可能性が高い。医師らの「手術経験値」は千金を与えても買えないと言われるほどだ。

延世(ヨンセ)がん病院胃腸管外科の盧聖勳(ノ・ソンフン)教授(64)は、国内最高の開腹胃がん手術の名医に数えられる。盧教授には、「ぜひ助けてほしい」と訪ねてくる3期以降の胃がん患者がかなり多い。早期胃がんの患者には腹腔鏡下手術を行うこともあるが、このような患者たちは、開腹手術は避けられない。

盧教授は、1987年に胃がん専門医となって以来、今まで1万人を超える胃がん患者を手術してきた。国内はもとより、世界でも珍しい大記録である。実績も驚くべきものである。手術死亡率は0.3%、合併症の発生率は10%、5年間の生存率は73%にのぼる。国内胃がん治療のレベルを一ランク高めたという評価を受けている。盧教授は最近も週7、8回の手術を行う。

盧教授は、手術時間を短縮して、最小切開をする手術を目指す。手術中の出血を減らすために、ナイフの代わりに電気焼灼器を使う。手術後に当然使ってきたレビンチューブをなくす方法も考案した。このような技術革新を通じて、手術時間を4時間帯から2時間帯に減らした。出血も減り、患者の5%だけが輸血を受ける。おかげで麻酔のような薬品もより少なく使い、手術を受けた患者が、次の日に歩き回ったり、1週間で退院することも少なくない。

1990年代初頭に米国立がん研究所で研究者を務め、がんの転移機序を解明することにも貢献した。手術後の化学療法が胃がん治療の国際標準として定着すること、盧教授の臨床研究が大きな土台となった。

盧教授は、2013年から現在まで延世がん病院の病院長を務めている。大韓がん学会理事長、大韓胃がん学会会長、大韓外科学会理事長、国際胃がん学会組織委員長などをあまねく歴任し、現在は大韓がん協会副会長を務めている。

現在、大韓胃がん学会会長を務めている三星(サムスン)ソウル病院消胃腸管外科の金聖(キム・ソン)教授(63)も、開腹手術の名医と言われている。ただし開腹手術にこだわったりはしない。金教授は、患者の状態に合わせて腹腔鏡手術と開腹手術を決める。これまで7000人以上の患者を手術し、その結果も良い方である。手術後30日以内の死亡率が「ゼロ(0)」に近い。毎週少なくとも10件の手術を行う。

金教授は、三星ソウル病院の胃がんセンター長、診療副引張をあまねく経ており、現在は胃がん手術チームを率いている。金教授は2015年、世界で初めて遺伝体分析して進行胃がんの臨床類型を4つに分類し、科学誌「ネイチャーメディシン」に発表して、学界から注目を浴びた。当時の論文を根拠に、がんの遺伝子型を巡る研究が活発になり、遺伝体情報に基づいた精密医療の根拠ができたという評価を受けている。

金教授は、患者たちのがん治療後に発生しうる問題に多くの関心を寄せいている。大韓がん学会傘下の韓国がん生存研究会会長を引き受け、がん生存者についての体系的研究を率いている。現在、手術後5年が経過した1500人以上の患者が金教授を訪れている。


金相勳 corekim@donga.com