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ジョン・レジェンド、ケイティ・ペリーが来韓公演

ジョン・レジェンド、ケイティ・ペリーが来韓公演

Posted February. 27, 2018 08:55,   

Updated February. 27, 2018 08:55

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来韓公演を控えた米ポップ歌手ジョン・レジェンド(40)とケイティ・ペリー(34)のチケット販売が予想よりも盛り上がっており、アルバムと公演市場が驚いている。

来月15日にソウル松坡区(ソンパグ)オリンピック公園のオリンピックホールで公演を行うレジェンドは、前売り開始当日は3分間で約4000枚のチケットがすべて売り切れとなった。26日、公演企画会社エー・アイ・エムは、ファンからのチケット購入の問い合わせが続いており、会場でほぼ空スペースとして残される視界をさえぎるシートも販売を検討している。

これは公演を準備していた企画会社の立場から見ても、異例の反応である。2004年にデビューアルバムをリリースしたレジェンドは、洗練されたリズム・アンド・ブルース(R&B)とソウルを駆使するトップスターシンガーソングライターとして君臨してきた。しかし、ヒット曲「All of Me」が収録された2013年のアルバム「Love in the Future」以降、最盛期は過ぎたというのが大半の意見である。彼を蘇らせたのは、2016年の音楽映画「ラ・ラ・ランド」だった。レジェンドは脇役で出演したものの、「ラ・ラ・ランド」が音楽映画としてあまりにも人気を集めたので、新世代にとっては「最近発見した優れた歌手」のように新たに浮上したという分析が出ている。

ソニー・ミュージック・エンタテインメントコリアとエー・アイ・エムの関係者は、「『ラ・ラ・ランド』ブーム以外に説明する方法がない」とし、「これまでの単独来韓公演だけでも4回であり、ママ(MAMA・エムネットアジアンミュージックアワード)、麗水(ヨス)エキスポ、スーパーソニックフェスティバルへの出演まで、韓国内ファンに顔を頻繁に出したうえ、2000〜3000枚ぐらいだったチケットパワーがそう一気に高まるとは思わなかった」と口をそろえた。エー・アイ・エムによると、今回の公演の予約買い者のうち58%が20代以下である。公演の関係者は、「レジェンドのファン層は、少なくとも30代以上とみてきたが、意外だった」と話した。

4月6日、ソウル九老区(クログ)にある高尺(コチョク)スカイドームで初の来韓舞台を飾るケイティ・ペリーも意外と善戦している。ペリーは、2010年に3回目のアルバム「Teenage Dream」でスターダムに上がって、今まで1億枚以上のアルバムをリリースした世界的ポップディーバだ。しかし、地元と韓国での人気のギャップが非常に大きい代表的スターでもある。「レディー・ガガ、アリアナ・グランデともすべて韓国で人気があるのに、不思議なことにぺリーだけが韓国では通じない」というのが音楽業界の視覚だった。

しかし、ふたを開けると全く違っていた。先月、前売り開始初日は10分間でチケット1万枚が売り切れとなった。現在、一部の座席を追加販売している。公演関係者は、「予約買いした人のうち、20代以下が半分を占めている」とし、「来韓公演市場の主な消費層自体が最近は30代以上から20代に移動する傾向を見せている」と話した。

業界は映像メディアに精通しているこれら20代の消費パターンに注目している。レジェンドが映画で第2の全盛期を開いたなら、ぺリーはレディー・ガガに劣らぬ破格的パフォーマンスで、ユーチューブなどの動画サイトで高い人気を得ていることが、若い世代にアピールしたという分析だ。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com