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釜山で15日間ロケ、黒人アベンジャーズが活躍する「ブラックパンサー」が14日公開

釜山で15日間ロケ、黒人アベンジャーズが活躍する「ブラックパンサー」が14日公開

Posted February. 12, 2018 07:50,   

Updated February. 12, 2018 07:50

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アイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカ… 。

これまでマーベルスタジオが披露してきたスーパーヒーローに慣れている観客なら、「ブラックパンサー」(14日公開)は、かなり不慣れかもしれない。強力な力を持っている主人公のスーパーヒーローが黒人である上、重要な主演や脇役はもとより、制作スタッフまでがほとんど黒人であるからだ。そのおかげで通常のマーベル映画では見られなかったアフリカ色彩の濃い独特のイメージと音楽が繰り広げられ、斬新な雰囲気を作る。

映画の背景は、アフリカにあるという仮想の最先端技術国「ワカンダ」王国である。「ブラックパンサー」とは、ここの精鋭戦士に代々伝わる呼称。ワカンダ王子であるティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、父の死で王位を継ぎ、他の部族の戦士との決闘の末、ブラックパンサーの座につくことで映画が始まる。この部族は地球上で最も強力な金属の一つであり、キャプテン・アメリカの無敵の盾を作る原料である「ビブラニウム」を持っているが、その希少物質は、部族の力であると同時に、紛争と対立の源でもある。

メッセージも、マーベル映画にしては奥深い。まだ世界のあちこちで抑圧される黒人たちに引き続きスポットライトを当てる。ブラックパンサーと彼がついた王位を狙う宿敵エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)の間の対立構図も、単純な「善と悪」の対立ではない。それぞれどのような方法で黒人を助けるかの方法の違いだけを見せている。映画広報のために5日、韓国を訪れた主人公のボーズマンは、「ブラックパンサーは国家指導者であるがゆえに、多くの対立や問題に直面する」とし、「これは現実の世界の指導者たちが経験することだ」と、さらに一歩進んだ意味を付与したりした。

ブラックパンサーを取り巻く主要キャラクターがすべて女性ということも目立つ。ブラックパンサーの親衛隊ドーラ・ミラージュのリーダーであるオコイエ(ダナイ・グリラ)とティ・チャラの昔の恋人ナキア(ルピタ・ニョンゴ)、妹であり科学者でもあるシュリ(レティシア・ライト)は、危機的状況のたびにブラックパンサーを助けながら、劇の展開に決定的な役割を果たす。

映画は昨年3月に約15日間、釜山(プサン)でロケを行い期待を高めた。韓国ロケの分量が予想より少なくて失望の大きかった「アベンジャーズ2」と違って、映画での釜山の比重は相当なものである。最も重要なアクションシーンや追撃シーンが、チャガルチ市場と広安(クァンアン)大橋で行われる。このアクションシーンが全体分量の約20%を占めており、主な俳優たちは「席空いてますか?」「一杯ください」などの簡単な韓国語のセリフを直接こなしたりする。「チャガルチおばさん」がかなりの割合の端役で出てくることも興味深い。


張善熙 sun10@donga.com