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映画「神と共に」、観客動員1000万突破の勢い

映画「神と共に」、観客動員1000万突破の勢い

Posted January. 02, 2018 09:59,   

Updated January. 02, 2018 10:02

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チュ・ホミン氏の同名ウェブ漫画を原作にした映画「神と共に~罪と罰」が、早ければ2日にも観客動員数1000万を突破する見通しだ。公開3周目にも予約販売率が50%に上るなど当面興行ぶりは続きそうだ。

配給会社のロッテエンターテインメントは、「予約の状況をもう少し見なければならないが、早ければ2日にも1000万を超えそうだ」との見方を示した。年明け早々から歴代20番目の1000万映画が誕生するのだ。

「神と共に」の成功の理由には、△完成度の高いCG、△東洋的な物語の展開、△公開のタイミングが挙げられる。韓国映画では初めて第1弾と2弾の同時制作が進められた映画の1本当たりの平均制作費は約200億ウォン。韓国映画では初めて死後の世界を視覚的特殊効果(VFX)で具現するためにつぎ込んだ予算が75億ウォンに上り、俳優たちが全ての撮影を終えた後、後半作業にかけた時間だけでも1年を越えた。

韓国人の感性を刺激する物語も一助した。映画は冥土に来た死者が49日間、道案内人の死神たちと一緒に7の地獄で裁判を受ける筋書きとなっており、いかにも東洋的な世界観が描かれている。クリスマスから新年連休まで家族連れの観客が多い年末に公開したのも興行に大きな影響を与えた。

1987年の朴鍾哲(パク・ジョンチョル)氏拷問致死事件を取り上げた「1987」の観客動員も猛烈な勢いを見せている。堅実な物語の運びと感動を極大化した演出で昨年12月27日に公開して以来、6日で観客銅員数200万を超えた。これは「弁護人」と同じテンポで、「国際市場」より早い。映画振興委員会・統合電算網の集計によると、終始50%を超えている「神と共に」の予約販売率が少しずつ下がっているのに対し、「1987」の予約販売率は次第に上がっている状況だ。「神と共に」を見た観客が徐々に「1987」に移行しつつあるものと見られており、今後「1987」の興行ぶりに注目が集まる。「1987」は昨年12月29日の座席占有率が32.9%だったが30日は58.6%に上昇した。さらに31日には68.2%を記録し、映画振興委員会・統合電算網基準で1日に上映した映画のうち座席占有率1位になった。

一方、イ・ハニョル烈士記念事業会側は、「1987」でイ・ハニョル烈士役を演じたカン・ドンウォンにフェースブックを通じて感謝の言葉を伝えた。事業会は、「映画を見る人の心も一緒に折れた」とし、「カン・ドンウォンさんは、この映画の準備する段階で、俳優としての不利益を覚悟して一番先に駆けつけて役を受け入れてくれた。深くお礼を申し上げる」とコメントした。



張善熙 sun10@donga.com