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咸安で1億年前の恐竜の足の裏の皮膚化石を発見

咸安で1億年前の恐竜の足の裏の皮膚化石を発見

Posted December. 05, 2017 09:12,   

Updated December. 05, 2017 09:14

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慶尚南道咸安郡(キョンサンナムド・ハムアングン)で足裏の跡が鮮明に残っている大型龍脚類恐竜の化石が発見された。今回発見された化石は、これまで世界の科学界で報告された恐竜の足跡の中では最も大きく、形が鮮明である。

釜慶(プギョン)大学地球環境科学の白仁成(ぺク・インソン)教授チームは、このような内容を「ネイチャー」の姉妹誌である科学ジャーナル「サイエンティ フィック・リポーツ」に掲載したと、4日明らかにした。白教授は同日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「韓半島を含め、世界各地で恐竜の足跡は数多く発見されたが、足裏の皮膚の痕跡まで残っているのはほとんどない」とし、「1億年前の白亜紀当時、韓半島の環境と恐竜の生態系を調べることのできる貴重な資料になるものと見られる」と明らかにした。

白教授チームは、咸安郡で前期白亜紀の堆積層(咸安層)を調査していたところ、工事現場で収拾された岩石からこの化石を発見した。化石は直径が50センチ以上の大きさで、足跡の中に幅6~19ミリの六角形の皮膚組織が蜂の巣のような柄を形作っていた。

研究チームは、このような柄が発見された理由として、恐竜たちが地表面との摩擦力を高めて、干潟や泥でも滑らずに歩いていたものと分析した。白教授は、「白亜紀を含む中生代後半に恐竜たちの足の裏に、多角形凹凸(蜂の巣状)の皮膚組織が発達したのは、生息地が森の中から湖などがある平原に拡大されたことと関連があるものと見られる」と明らかにした。

白教授は、この地域で化石が発見されたことについて、「かつて慶尚南道地域の特殊な保存条件と合致したためだ」と説明した。約1億年前に慶南一帯は雨季と乾季が交互する半乾燥地帯だった。そのおかげで、湖や池の端に恐竜が頻繁に出入りする環境が造成されたという説明だ。



柳原模 onemore@donga.com