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チャガルチで戦うブラックパンサー…マーベル「韓国人ヒーローもすぐ出るだろう」

チャガルチで戦うブラックパンサー…マーベル「韓国人ヒーローもすぐ出るだろう」

Posted December. 04, 2017 09:26,   

Updated December. 04, 2017 09:38

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最近、ウォルト・ディズニー・カンパニーコリアの内部では「韓国内のスター・ウォーズ興行対策会議」が開かれた。SF映画「スター・ウォーズ」シリーズは、、世界的に頑丈で様々なファン層を確保しているが、唯一韓国では比較的に興行が不振したせいで、韓国内興行案について悩むためだった。

同社の関係者は、「韓国が大きい映画市場に成長したことで、興行如何への世界の注目度が高まった」とし、「マニアチックな映画という偏見を脱いで、観客にどのようにアプローチするかについて悩む場となっている」と伝えた。

●「韓国観客を捕まえろ」

韓国映画市場が外貨売上に重要な割合を占めていることを受け、権高な外国映画の制作会社各社も制作段階から韓国観客を念頭に置いた戦略を次々と立てている。韓国が背景としてすれ違うことからさらに進んで、韓国ガールグループのK-POPプロモーションビデオを登場させたり、韓国で一番最初に映画を公開するなど、「韓国観客を魅了させる」ことに没頭している。

先月15日に公開されたDCのヒーロー映画「ジャスティスリーグ」が代表的だ。ガールスグルー「プブラック・ピンク」の歌「最後のように」のプロモーションビデオのシーンが登場し、1分間音楽が流れる。劇中の主人公がK-POPのマニアとして登場するが、普段からこのプロモーションビデオを視聴する設定に合わせて挿入されたものだ。該当役を引き受けたハリウッド俳優「エズラ・ミラー」は、映画広報の過程で「K-POPファン」であることを自任し、プロモーションビデオの中のダンスまで真似て踊りながら韓国ファンの魅了に乗り出した。このような努力のおかげなのか、「ジャスティスリーグ」は、現在まで韓国で観客170万人以上を集めており、中国、英国、ブラジルの次に多くの利益を上げている。

●「韓国人のヒーロー」も出てくるか

ヒーロー映画の戦闘シーンの背景に韓国が続々と登場すると、世界のファンから「悪党たちはどうして特に韓国によく出没するか?」という反応まで出てくるほどだ。マーベルが来年2月の公開を控えて公開したヒーロー映画「ブラックパンサー」の予告編には、釜山(プサン)の整形外科と豆もやし入り酔い覚ましスープ店の看板などが目立つ。主人公が釜山広安里(クァンアンリ)のビーチを疾走し、チャガルチ市場で悪役と戦う。ブラックパンサー側は、国内撮影に加えて、映画に出演する18~80歳の韓国人端役俳優の募集広告を出したこともあり、観客の関心が高まっている。

米ボックスオフィス集計サイト「モゾ」によると、韓国観客の「マーベルへの忠誠心」は高いほうだ。10月に公開して470万人の観客を集めた「マイティ・ソー バトルロイヤル」の場合、韓国で3529万ドル(約383億6000万ウォン)を稼いでおり、中国、英国に次いで三番目に高い売上を記録した。2015年に韓国で1049万人の観客を集めて、その年のボックスオフィス3位を記録した「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は、中国に次いで二番目の収益を上げた。このような事情のためか、最近、韓国を訪れたマーベルのC.B.セブルスキー ・マーベル副社長は韓国市場を意識して、「早めに『韓国人ヒーロー』も出てくるだろう」と明らかにした。

韓国内での興行如何が注目を集めたことで、北米より映画を先に公開する事例も増えている。「マイティ・ソー バトルロイヤル」も北米より一週間以上も速い10月25日に国内で公開し、来年公開予定の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」も5月の北米公開より先駆けて、4月に国内で最初にベールを脱ぐ予定である。

キム・ヒョンホ映画市場アナリストは、「昨年、韓国での売上がはマーベル全体海外売上の6.4%を占めたが、中国の15.5%、英国の8.5%に続いて、三番目に高いレベルだ」とし、「今後も忠誠度の高い韓国ファンを魅了するための努力はさらに多様になるだろう」と説明した。



張善熙 sun10@donga.com