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辰韓の小国「押督国」、初期の首長の墓を発見

辰韓の小国「押督国」、初期の首長の墓を発見

Posted November. 24, 2017 09:45,   

Updated November. 24, 2017 10:19

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慶尚北道慶山市河陽邑(キョンサンプクト・キョンサンシ・ハヤンウプ)で押督国初期の首長の墓が発見された。押督国は辰韓の小国の一つで、慶山一帯を支配し、2世紀頃に新羅に服属した。

聖林(ソンリム)文化財研究院は23日、「慶山河陽の宅地開発事業の敷地内の発掘現場から、紀元後1世紀の木棺墓6基が発見された」と明らかにした。このうち1基の木棺墓ら青銅扇や青銅剣、鉄剣、青銅鏡、青銅馬、扇、くつわなどが一度に出土した。特に、成人男性と推定される一体の人骨も共に発見された。青銅扇は異例にも3点確認されたが、発掘チームは、遺体が両手に1点ずつ握り、残りの1点は腹の上を置かれたと推定した。

学界は、西暦1世紀前後の押督国初期の勢力が、慶山市林塘洞(イムタンドン)の古墳群以外に河陽邑一帯にも存在したことが分かる重要資料が発見されたと評価した。林塘洞古墳群は、今回の発掘現場から10キロほど離れている。



金相雲 sukim@donga.com