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スマホだけで360度のVR映像制作が可能に、韓国電子通信研究院がアプリを公開

スマホだけで360度のVR映像制作が可能に、韓国電子通信研究院がアプリを公開

Posted November. 07, 2017 10:12,   

Updated November. 07, 2017 10:20

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スマートフォンで簡単に360度の全方向仮想現実(VR)コンテンツを作成できる技術が登場した。

韓国電子通信研究院(ETRI)は、専用カメラなしに高画質の360度のバーチャルリアリティ(VR)コンテンツを制作できる技術を開発し、アプリケーション(アプリ)の形で商品化したと、6日明らかにした。アプリ「YouVR Maker」は、技術移転を受けた仮想現実会社「ネクストイオン」が作成した。

スマートフォンの撮影機能を利用して、自分の位置で360度回りながら画面に出てくる16のポイントに沿って撮影すると、360度の写真が完成される。ETRIは、写真や映像の特徴を見つけてつなげた後、自然な360度のコンテンツを作る技術を提供した。VR機器にスマートフォンをとりつけて360度のコンテンツを見ると、実際にその空間に来たようなイメージを見ることができる。

写真の上に動画を自然にのせて、VR動画コンテンツを制作できる技術も提供した。これまで360度のVRコンテンツを制作するためには、複数のカメラと特殊ソフトウェアや専用カメラを購入しなければならなかった。

研究チームは、撮影された写真をオンライン上に公開するプラットフォームアプリ(YouVR360)も公開した。今後、ユーザーたちのコンテンツが集まれば、仮想現実を通して旅に出たり、ショッピングをしたり、引っ越す家の下見をするなど、様々な分野で活用できると期待している。

ネクストイオンのキム・ギュヒョン代表は、「開発されたアプリを通して、スマートフォンを持っている人なら誰でも、自分だけの仮想現実世界を作ることができる」とし、「韓国公認仲介士協会で運営するモバイル不動産サービス『ハンバン』と協力して、VR不動産サービスを開始した」と語った。



クォン・イェスル東亜サイエンス記者 yskwon@donga.com