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「エミレコード」の秘密、「陰陽五行に合わせて完成」

「エミレコード」の秘密、「陰陽五行に合わせて完成」

Posted October. 11, 2017 09:37,   

Updated October. 11, 2017 09:46

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2017年は、世界の韓流の流れがどのように変わったのだろうか。

今年で6回目を迎え、3月から9月まで、4大陸(中南米、アジア、北米、オセアニア)に渡って開催された世界最大総合韓流フェスティバル「ケイコン(KCON)」を通じて、韓流の地形図を眺めた。変化の兆しが見えた。

最も顕著なのは、中南米のミレニアル世代の躍進である。ケイコンを主催したCJ E&Mによると、1月にケイコンの地元のホームページやソーシャルメディアのアカウントを開くと、すぐに反応が来た。ホームページの訪問者数が17万人に達して、昨年同期間、北米地域のケイコンホームページを凌いでおり、ソーシャルメディアのアカウントは、オープンから1週間で、アクセス件数が5万人を突破する一方、1週間に平均10万件のコメントが掲載された。今年、防弾少年団がビルボード・ミュージック・アワード「トップソーシャルアーティスト」賞を受賞するなど、韓流伝播に中南米の「アミ」(防弾少年団のファンクラブ名)のソーシャルメディアの共有と伝播が大きな役割を果たしたという仮説が裏付けられたことになる。CJ E&Mの関係者は、「ペルー、コロンビア、アルゼンチンなど、メキシコのほかの中南米諸国からのアクセス件数も相当なものだった」とし、「中国に続いて、世界的に多く通用するスペイン語圏を通じた韓流の波及効果が今後大きいと予測される」と話した。2012年から毎年、新規開催地を追加してきたケイコンは、今年、メキシコを最初の開催地に決めた。

伝統的な韓流の本家である日本でも舵が動いた。今年のケイコン参加観客の分析結果によると、20代以下の観客が、昨年45.2%から56.8%に伸びて、半分を超えた。ホームページ訪問者の主な年齢も従来の20、30代中心から、18歳から24歳(53.4%)へと重心が移動した。中高年層の女性たちが高い忠誠心で求心点を形成していた日本の韓流は、最近、トゥワイスを中心に韓国の新人グループが爆発的な人気を享受していることにより、10代や20代へとバトンが渡される形となっている。日本でのケイコン期間中は、有名オンライン韓流クリエイターたちが現場を訪れ、韓国料理の紹介、韓国語学習などのテーマで観客と対話しながら、これをモバイルメッセンジャー「ライン」のライブ機能で生中継するなどした。

米国では、地元の大企業の関心が増えた。アマゾン、AT&T、ステートファームなどがスポンサーとして参加し、観客の80%を占める10代や20代の地元の観客を狙ったマーケティングを行った。

今年のケイコンは、メキシコ(3月)、日本(5月)、米ニューヨーク(6月)とロサンゼルス(8月)、豪州(9月)で計12日間、25万人の観客を集めた。CJ E&Mのシン・ヒョングァン音楽コンテンツ部門長は、「今年、ケイコンは、韓流の主要市場だけに頼らず、新規地域の発掘を通じて韓流のすそ野を拡大するために果敢に挑戦した」と話した。



イム・ヒユン記者 imi@donga.com