Go to contents

英祖の国葬と高宗の陵行を再現、漢陽都城博物館長が企画展

英祖の国葬と高宗の陵行を再現、漢陽都城博物館長が企画展

Posted September. 27, 2017 07:52,   

Updated September. 27, 2017 08:33

한국어

興仁之門(フンインジムン)から漢陽(ハンヤン)都城の外にお出ましした朝鮮時代の王の行列はどのような光景だったのだろうか。

ソウル歴史博物館傘下の漢陽都城博物館は、王室行事を通じて漢陽の東側の大門だった興仁之門にスポットライトを当てる「興仁之門、王を見送る」という企画展を披露している。1776年の英祖(ヨンジョ)の国葬と1872年の高宗(コジョン)の陵行行列を中心に展示を構成した。

1部の「王の最後の道」では、元陵に向かって進んだ英祖の大輿が興仁之門を通る様子を収めた。英祖の国葬は27ヶ月間行われたが、大輿に比べて興仁之門の高さが低く、敷居の薄石を除去しなければならなかった。

2部の「陵行、先王の記憶」では、英祖が埋葬された元陵に陵行した高宗の行列が通過した興仁之門周辺の風景を見てみる。即位後、毎年秋に陵行に出た高宗は1892年、朝鮮開国500周年を迎えて、元陵をはじめ、翼宗(イクジョン)の綏陵、太祖の健元陵、宣祖(ソンジョ)の穆陵を訪れた。

19世紀末、漢陽を訪れた欧米人たちの紀行文を通して、王の行列に先立って急いで整備された道路と見物に出てきた民の姿などを垣間見ることができる。企画展と連携した特別講演では、英祖国葬の手順と高宗陵行の政治的意味などを扱う。12月17日まで。 お問い合わせは02-724-0243まで。



金相雲 sukim@donga.com