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ワールドミュージック2.0時代、K-POPとのコラボで爆発的シナジーを期待

ワールドミュージック2.0時代、K-POPとのコラボで爆発的シナジーを期待

Posted September. 27, 2017 07:52,   

Updated September. 27, 2017 08:33

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「『ワールドミュージック2.0』の時代が到来しました。K-POPとコラボを始めたのもその一環です」

26日から28日にかけて、ソウル麻浦区(マポグ)で開かれるソウル国際ミュージックフェア(以下ミュ-コン)の初日の基調講演者として出た米有名音楽プロデューサー「フェルナンド・ガリバイ」。彼はレディー・ガガ、ホイットニー・ヒューストン、カイリー・ミノーグ、シアなどのポップスターたちと仕事をしてきて「ディーバたちのミダス」と呼ばれる。

ガリバイは同日、懇談会や講演で、「ワールドミュージック2.0」という言葉を頻繁に使った。デジタル交流が多くなって、お互い異なる文化圏の音楽がすぐに混じって新しいシナジーを出すという。

今年のビルボードシングルチャートで最多連続首位タイ記録(16週)を立てた曲「Despacito(Remix)」を防弾少年団と一緒に言及したのがその一例。彼は、「Despacitoはプエルトリコの歌手(ルイス・フォンシ)とラッパー(ダディ-・ヤンキー)が、北米最高スター(ジャスティン・ビーバー)に会って二つの文化圏の融合で爆発的シナジーを出した」とし、「防弾少年団とチェーンスモーカースが最近一緒に作った曲をリリースしたのも、このような傾向を示している」と説明した。

ガリバイは、今回のミューコンの最終日(28日)に韓国のR&B歌手「クラッシュ」と一緒に作業したバラード「Lay Your Head on Me」を公開する。彼は「K-POPとの作業も、遠隔共同作業も僕には初めてのことだった」とし、「ワールドミュージック2.0の新モデルの実験が非常に気に入った」と話した。

メキシコ系米国人として、彼は大衆音楽界でラテン文化圏の力を誰よりも実感している。「メキシコでBTS(防弾少年団)の人気がすごい勢いで成長しています。Despacitoのヒットもラテン市場が米国の主流市場と一緒に爆発したから可能でしたね。ラテン系は新しい音楽や文化に非常に開かれているからです」。

ガリバイは、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)に出講する音楽教育者でもある。彼は、「優れたポップミュージシャンを養成できるカリキュラムを継続的に開発していきたい」といい、「私の人生の目標は、音楽を通じて人間と世界を一つにまとめ、苦しむ人たちに元気を与えることだ」と語った。

「エクソ、防弾少年団、クラッシュなどの韓国歌手たちは欧米のR&Bやヒップホップを深く理解し、極めて洗練された方法で具現する能力においては最上級です。 K-POPをさらに理解し、文化間のシナジーのために頑張りたいと思います」



イム・ヒユン記者 imi@donga.com