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韓国カトリック230年史の遺物、バチカンで特別展示

韓国カトリック230年史の遺物、バチカンで特別展示

Posted September. 11, 2017 09:03,   

Updated September. 11, 2017 10:06

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9日(現地時間)、イタリア・ローマのバチカン美術館で韓国関連の特別展示が開幕した。

カトリック・ソウル大教区の主催で、バチカン美術館のBraccio di Carlo Magno(「カール大帝の通廊」の意)ホールで開かれる今回の特別展示「地上においてもなされますように、韓国カトリック教会230年、そしてソウル」には、韓国カトリック教会の230年あまりの歴史をうかがうことのできる遺物187点が出品された。この日は、1831年にグレゴリウス16世が朝鮮教区である朝鮮代牧区の設定を勅書で知らせた日でもある。

同日の開幕ミサは、ソウル大教区長である廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿と司教会議の議長である金喜中(キム・ヒジュン)大司教をはじめ、司教会議常任委員会の司教団が共同で執り行った。廉枢機卿は講論で、「今回の展示は、韓国カトリック教会の自生的誕生、殉教と迫害の歴史、近現代社会変革期での積極的な社会参加を世界に知らせる機会になるだろう」と明らかにした。法王庁行政院長であるジュゼッペ・ベルテッロ枢機卿は、テープカットの式典で、「フランシスコ法王の2014年の韓国訪問後、3年ぶりに今回の展示をバチカンで開くのは、韓国教会とバチカンとの厚い友情を示すものだ」と述べた。

今回の展示には、己亥・丙午迫害の惨状を証言した「己亥・丙午迫害の致命的証言録」、安重根(アン・ジュングン=洗礼名はトーマス)が1910年3月の殉国前に書いた遺墨「敬天」などが展示品に含まれた。張遇聖(チャン・ウソン)画伯の「聖母子像」(1954年)などに多くの関心が寄せられたというのが主催者側の伝言だ。「劉進吉(ユ・ジンギル)アウグスチノが書いた手紙」(1830年)は、これまで記録だけで知られていたが、所蔵機関である法王庁人類福音化省が提供して今回の展示に含まれた。展示は11月17日まで開かれる。



趙鍾燁 jjj@donga.com