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「なぜ男児はお姫さま体験ができないのか」 3歳ノアに完敗したディズニー

「なぜ男児はお姫さま体験ができないのか」 3歳ノアに完敗したディズニー

Posted September. 01, 2017 07:49,   

Updated September. 01, 2017 07:58

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パリのディズニーランドが、「お姫さまになりたい男の子の夢」を断って、謝罪する羽目になった。

先月30日、英紙ガーディアンなどによると、英国南部のペイントン市に暮らすヘイリーさんは29日、パリのディズニーランドに3歳の息子のノアがメイクをしてドレスを着る「一日お姫さま体験」に参加できるか問い合わせた。

ノアは最近、普通の男の子と違ってお姫さまのキャラクターにはまっていた。特に、ディズニーアニメ「アナと雪の女王」を見た後、主人公のエルサの大ファンになった。「アナと雪の女王」に出てくる歌をすべて覚え、一日中エルサのドレスを着て遊び、そのまま寝てしまうほどだ。

お姫さまのように着飾ろうとしたノアの計画は、ディズニー側の返信メールで無惨にも崩れた。ディズニー側は、「現在、男児のための一日お姫さま体験はない。お姫さまのアイテムを送ることはできる」と拒否の意思を明らかにした。これに対して、ノアの父親が自分のブログにディズニーの決定を非難する書簡を投稿し、ソーシャル・ネットワーク(SNS)上で論議が起こった。

ヘイリーさんはブログに、「これはゲイ論争ではない。好きなキャラクターになることを望む子供の話だ」とし、「私の息子がドレスを着て化粧をすればどんな恐ろしい運命になるというのか説明してほしい」と書いた。

論議が大きくなると、パリ・ディズニーランドの広報担当は30日、「今回の事態を非常に深刻に受け止め、ヘイリーさんとノアに心から謝罪する」と明らかにした。また「多様性は私たちにも重要だ」とし、3~12歳のすべての子供は一日お姫さま体験ができる」と付け加えた。



ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com