23日、ソウル芸術の殿堂コンサートホールで、彼はベートーベンのソナタ6番と23番、リストの「巡礼の年」などを聞かせる予定だ。公演を控えて東亜(トンア)日報と電子メールでインタビューを行った。
ハーバード大学で英文学を専攻しながらニューイングランド音楽院に通う彼は、米国を代表する新鋭ピアニストの一人である。彼はチャイコフスキーコンクール出場当時もワーズワースとシェイクスピア、ドストエフスキーの詩と小説を勉強しながら音楽的理解を広げた。
「文学の最大の利点は、音楽と似たような感情と感覚を体験できることです」
彼の音楽人生の中で最も大きく影響を及ぼした人物は、ニューイングランド音楽院のビョン・ファギョン教授だ。彼は11歳のとき、ニューイングランド音楽院の予備学校で、ピアニスト「ラッセル・シャーマン」と彼の妻であるビョン教授に会ってピアノを本格的に学び始めた。
「ビョン教授は、私がミュージシャンとしてだけでなく、人間的に成熟するように助けてくれました」
今まで彼はヴァレリー・ゲルギエフが率いるマリインスキーオーケストラ、グスターボ・ドゥダメルが指揮するロサンゼルスフィルハーモニー管弦楽団など、数々の有名オーケストラと共演した。10月は正式にカーネギーホールでのデビュー公演も行う予定だ。彼は、「公演の時に最も重要なことは、観客に、私がこの作品について感じて発見したことを伝えることだ」と言い、「今後、世界を歩き回りながら演奏する音楽の大使になりたい」と語った。入場料は3万~8万ウォン。お問い合わせは02-541-3173まで。
金東昱 creating@donga.com