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ヤンキースのトレードがメジャー昇格のチェ・ジマンにとばっちり

ヤンキースのトレードがメジャー昇格のチェ・ジマンにとばっちり

Posted July. 21, 2017 09:58,   

Updated July. 21, 2017 10:06

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冷静を超えて冷酷と言っても良さそうだ。折角つかんだ機会を活かそうとしていたニューヨーク・ヤンキースの内野手、チェ・ジマン(26=写真)が大型トレードの犠牲になった。

ヤンキースは20日、シカゴ・ホワイトソックス戦を控えてチェ・ジマンを「指名譲渡」(DFA=Designated For Assignment)措置を取ったと発表した。指名譲渡とは、メジャーリーグ契約ができる40人枠から外す行政手続きだ。チェ・ジマンとともに、韓国系内野手のロブ・レフスナイダーも指名譲渡にした。

チェ・ジマンにとっては、前日の19日に両チームの間で行われた3対4のトレードのとばっちりを受けた格好だ。ヤンキースは昨年に40本塁打を放った巨砲トッド・フレージャーと、リリーフ投手のデービッド・ロバートソンとトミー・カンリーを獲得した。彼らの40人枠に入れるため、チェ・ジマンを外したのだ。

今年初め、ヤンキースとマイナー契約を結んだチェ・ジマンは今月6日にメジャー昇格を果たし、デビュー戦から2試合連続で本塁打を放ち強烈な印象を残した。直近の6試合の成績は打率.267、2本塁打、5打点、OPS(出塁率+長打率)1.067だった。

だが、アメリカンリーグ東地区3位のヤンキースは、後半戦での順位争いのためにより強い打者が欲しかった。フレージャーは今年も16本塁打を放っている。ヤンキースは最近、ミルウォーキー傘下トリプルAの一塁手ギャレット・クーパーも獲得した。

今後10日以内にチェ・ジマンの獲得を希望するチームが現れなければ、ヤンキースは彼をマイナーリーグに選手契約を移管することができる。チェ・ジマンは、「とりあえずは待つしかない。チャンスは、また来ると思っている」と語った。

一方、ロサンゼルス・ドジャースの左腕柳賢振(リュ・ヒョンジン=30)は25日、本拠地で行われるミネソタ・ツインズ戦に後半戦初先発登板する。柳賢振は先月29日のロサンゼルス・エンゼルス戦でアンドレルトン・シモンズの打球が左足に当たり、早くも前半戦を締めくくった。



李憲宰 uni@donga.com