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全米女子オープン2位のチェ・ヘジン、市場価値はうなぎ上り 満18歳の来月末にプロデビューへ

全米女子オープン2位のチェ・ヘジン、市場価値はうなぎ上り 満18歳の来月末にプロデビューへ

Posted July. 19, 2017 09:45,   

Updated July. 19, 2017 09:52

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17日に終わった第72回全米女子オープンで最高のスポットライトは、当たり前だが優勝者の朴城炫(パク・ソンヒョン=24)に注がれた。朴城炫が中天に差し掛かった太陽のように眩しい光を照らしたとすれば、今大会で準優勝したアマチュアのチェ・ヘジン(18=ハクサン女子高)は浮かび上がる星として注目を浴びた。

満17歳で最終日の最後まで優勝争いを繰り広げたチェ・ヘジンは、トランプ大統領が親指を立てた話を持ち出すまでもなく、「底知れぬ人材の宝庫」と言われる韓国女子ゴルフ界の新たなエースとして注目を浴びるに十分だった。

全米女子オープンのベスト・アマチュアに与えられるメダルを2年連続で獲得したチェ・ヘジンが18日、仁川(インチョン)国際空港に凱旋帰国し、「パク・セリ先輩や朴仁妃(パク・インビ)先輩のように殿堂入りできる選手になりたい」と抱負を語った。

満18歳になる来月23日以降にプロ転向を宣言する予定だ。今月初めの韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー・龍平(ヨンピョン)リゾート・オープンでプロの先輩たちを倒して優勝を果たしては、全米女子オープンでも快挙を成し遂げて実力を証明したチェ・ヘジンの市場価値は、早くもうなぎ上りになっている。

ゴルフ業界によると、チェ・ヘジンは金融機関や移動通信会社、大手企業などからメインスポンサー契約のオファーを受けているという。また5社近くの衣類メーカーが後援関係でラブコールを送った。契約条件を巡る交渉テーブルで、有利な立場に立っているのだ。

チェ・ヘジンはキム・ヒョジュに次いで5年ぶりにKLPGAツアーで優勝したアマチュアになった。このため、キム・ヒョジュとよく比べられている。キム・ヒョジュはプロデビュー後、ロッテと2年間、総額10億ウォン(インセンティブは別)の条件で契約し、再契約では5年間、毎年13億ウォンの条件でサインした。業界によると、チェ・ヘジンも最近の成績を根拠に、キム・ヒョジュのプロデビュー時の契約条件(年間5億ウォン+インセンティブ無制限)は軽く超えるだろう、との見方が出ている。不況の影響がゴルフ選手にスポンサー契約にも出ている中、新人であることを考えれば破格の待遇と言える。

チェ・ヘジンは20日から代表チームに合流し、8月18日に楊平(ヤンピョン)ザ・スターヒューCCで開催されるKLPGAツアーのBOGNER-MBNオープンにアマチュア最後の大会として参戦する。プロデビューは8月31日の春川(チュンチョン)ジェイドパレスGCで開幕するハンファ・クラシックになりそうだ。賞金総額14億ウォンで、優勝賞金だけでも国内の男女大会を通じて最高額の3億5000万ドルがかかっている。プロデビュー後は、キム・ヒョジュの最高のパートナーとして名を馳せたキャディのソ・ジョンウ氏と呼吸を合わせるとみられる。

国内ツアーの優勝賞金や全米女子オープン2位に与えられる賞金を合わせると7億ウォンを超えたが、チェ・ヘジンはアマチュアの身分であるため、一銭ももらえなかった。チェ・ヘジンは、「金額が大きかったので正直悔しい気持ちもあったが、良い経験をしたことに価値を与えたい。大事なことは、足りないところを継続して補っていかなければならないことだ」と言って笑った。超大型新人の台頭に国内ツアーが大きくどよめいている。



金鍾錫 kjs0123@donga.com