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スーパールーキー朴城炫、全米女子オープンでツアー初優勝

スーパールーキー朴城炫、全米女子オープンでツアー初優勝

Posted July. 18, 2017 09:36,   

Updated July. 18, 2017 09:53

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ゴルフマニアで知られるドナールド・トランプ米国大統領(71)がフランス訪問を終えて向かったのは執務室があるワシントンのホワイトハウスではなかった。自身の所有する18のゴルフ場の一つで第72回全米女子オープンが開かれた米国ニュージャージー州ベッドミンスターのトランプ・ナショナルGCだった。

トランプ大統領は第2ラウンドが行われた15日から17日の最終ラウンドまでを見守ってからホワイトハウスに戻った。トランプ大統領は15番周辺に建てられた専用の観戦施設で大統領選のスローガンだった「米国を再び偉大に」(Make America Great Again)と書かれた赤い帽子を被って試合を観戦した。米国人選手の優勝を期待しただろうが、いざ起立拍手を送ったのは「スーパールーキー」朴城炫(パク・ソンヒョン=24、KEBハナ銀行)はじめ韓国人選手たちだった。

朴城炫が自身の米女子ツアー(LPGA)初優勝をメジャー戦の全米女子オープンで飾った。

朴城炫は17日、トランプ・ナショナルGC(パー72、6762ヤード)で行われた第4ラウンドを6バーディー、1ボギーの5アンダー67で回った。通算11アンダー277をマークした朴城炫は、2位チェ・ヘジン(18)を2打差で退いて優勝した。優勝賞金は90万ドル(約10億1500万ドル)。韓国人選手の同大会通算8度目となる優勝だ。1998年のパク・セリ、2005年のキム・ジュヨン、2008年と2013年の朴仁妃(パク・インビ)、2009年の池恩熹(チ・ウンヒ)、2011年の柳簫然(ユ・ソヨン)、2012年の崔羅蓮(チェ・ナヨン)、2015年の田仁智(チョン・インジ)の後を継いだ。

14番までチェ・ヘジン、フォン・シャンシャン(馮珊珊=中国)らと首位タイだった朴城炫が15番で約7メートルの長いバーディーパットを決めて単独首位に躍り出ると、トランプ大統領は席から立ちあがって起立拍手を送った。同日、最も難しいコースとなっている17番で2打目を1.5メートルに寄り付けてバーディーを奪い、18番(パー5)でもパーをセーブして勝利を決めた。朴城炫がスコアカードを提出するために移動する途中、トランプ大統領は朴城炫に向かって親指を立てるポーズを見せた。試合を見守ったトランプ大統領の長女イバンカ氏も試合終了後、自身のインスタグラムに「あなたの才能と根気に感銘を受けた」と書き込んだ。

優勝を決めた直後にグリーンで母イ・グムジャさんを抱きしめて涙を流した朴城炫だが、記者会見では「全く実感が沸かない。雲の上に浮いている気持ちだ」と言い笑みを浮かべた。また、「昨年の経験があったから今日の優勝も可能だったと思う」と話した。朴城炫は、昨年の同大会最終日にも優勝争いをしたが、18番での2打目が池に消え、惜しくもプレーオフに入れなかった。

朴城炫は、とくに新しいキャディのデービッド・ジョンソンとの呼吸も優勝の原動力にあげた。朴城炫は、「18番で第3打がグリーンを超えたとき、ジョンソンが『いつも練習したものだから、軽い気持ちで打って』と言ってくれたのが力になった。練習通りのショットができて自分でも驚いた」と話した。2013年から2015年まで崔羅蓮のキャディを務めたジョンソンは、昨年9月には田仁智のエビアン選手権優勝にも力を貸した。

この日のリーダーボードは太極(テグク)旗マークで溢れかえった。優勝者の朴城炫と2位チェ・ヘジンをはじめ世界ランキング1位の柳簫然とホ・ミジョンが通算7アンダー281で3位タイだった。イ・ジョンウンが5位タイに入り、キム・セヨン、イ・ミリム、梁煕英(ヤン・ヒヨン)ら3人は8位タイだった。上位10人の中に8人が韓国勢だった。



李憲宰 uni@donga.com