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孫興民が右腕骨折で手術へ、「全治に8~12週間」との見方も

孫興民が右腕骨折で手術へ、「全治に8~12週間」との見方も

Posted June. 16, 2017 08:35,   

Updated June. 16, 2017 08:36

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カタール戦で負傷した孫興民(ソン・フンミン=25、トッテナム・ホットスパー)が結局手術を受けることが決まった。医療関係者たちは、孫興民の離脱が予想以上に長引くだろうと分析している。所属クラブはもちろん代表チームの戦力にも大きな影響を与えそうだ。

医療界の関係者によると、孫興民は16日、ソウル慶煕(キョンヒ)大学病院で右腕の手術を受ける。正確な診断名は「橈骨近位端骨折」だという。橈骨近位端とは前腕(肘から手首にかけて)の肘に近い骨のことを指す。孫興民は14日、カタール・ドーハで行われたロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8戦(2-3の負け)で前半30分頃、浮き球を争う過程で右腕をケガをした。代表チームの関係者は、「孫興民はケガをした後もプレーを続けたいと言ったが、右腕で地面を着いては痛みを訴えてので結局交代された」と話した。

大韓サッカー協会は同日、「手術後の回復期間は4週間ほどを予想している」と明らかにした。しかし、医療界の関係者の見方は違った。孫興民の状態を知っている医療関係者は、「孫興民の(ケガをした部位の)状態が良くない。回復には8~12週間がかかりそうだ。この部位のケガは、再手術を受ける場合もある」と話した。ソウルJS病院のソン・ジュンソプ院長(元代表チーム主治医)も、「この部位が骨折して手術を受ける場合、4週間で完治するのは難しい。回復期間は8~12週間とみるべきだ」と話した。手首の負傷が多いバスケットボール選手の場合はどうだろうか。プロバスケットボールチームのトレーナーの一人は、「骨の大きさによって差があるが、手術後に完璧に骨がくっつくまでには少なくとも6週間がかかる」と話した。

孫興民の回復に12週間までかかる場合、8月31日にイランとの最終予選第9戦を控えている代表チームには大きな不安材料だ。本大会直行が可能なA組2位(勝ち点13)を辛うじて維持している韓国はイラン(1位)に負ける場合、本大会直行切符の確保が困難な状況を迎えかねない。15日現在、韓国と3位ウズベキスタン(勝ち点12)との勝ち点差は1だ。昨季にトッテナムで1シーズン韓国人欧州リーグ最多得点(21得点)を記録するなど優れた得点力を発揮している孫興民を欠く場合、代表チームの戦力に大きなダメージが予想される。ソン院長は、「孫興民の所属クラブのトッテナムも選手保護の見地から孫興民の代表招集に難色を示す可能性もある」との見方を示した。

回復が遅れる場合、孫興民の所属チームのプレシーズン練習への合流も遅れる見通しだ。英紙デイリーメールによると、トッテナムは来月3日から練習を始めるという。協会の予想通り4週間で回復してもチーム練習に最初から正常のコンディションで参加するのは困難だ。



鄭允喆 trigger@donga.com