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ソフトテニス代表選手全員が聞慶市庁所属、「ミダースの手」チュ・インシク監督

ソフトテニス代表選手全員が聞慶市庁所属、「ミダースの手」チュ・インシク監督

Posted May. 13, 2017 10:01,   

Updated May. 13, 2017 10:01

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このくらいなら「ミダースの手」と呼んでも差し支えないだろう。ミダースは触れるものは全て黄金に変わるというギリシャ神話の王様だ。聞慶市庁ソフトテニスチームのチュ・インシク監督(54)も指導した選手は黄金色を放つ。

現在、ソフトテニスの男子代表1陣はキム・ギヒョ(26)、キム・ジェボク(33)、キム・ジュゴン(31)、ムン・デヨン(24)、チュ・ミョンス(26)の5人は全員聞慶市庁所属だ。ソフトテニスの男女実業チーム21チームの中で最も多い人数だ。これに女子チームもソン・ジヨン(23)が代表メンバーに選ばれ、聞慶市庁は今年、6人の代表選手を輩出することになった。聞慶市庁は実業チームでは唯一男女チームを運営している。

これだけではない。2014年の仁川(インチョン)アジア大会3冠王のキム・ボムジュン(28)も聞慶市庁所属だ。キム・ボムジュンは今回、個人的な事情で代表選考戦に参加しなかったが、いつでも代表に選ばれる実力を備えている。12日、第95回東亜(トンア)日報旗全国庭球大会が開かれている慶尚北道(キョンサンブクト)の聞慶国際庭球場で取材に応じたチュ監督は、「キム・ボムジュンとダブルスのペアを組んでいるキム・ドンフン(28=順天市庁)が難コンディションで代表選考戦に参加しない旨を示すと、キム・ボムジュンも不参加を決めた」と説明した。

以前は代表チームのエースと呼ばれたキム・ドンフンを育てたのもチュ監督だ。キム・ドンフンは大邱(テグ)カトリック大学を出て聞慶市庁でプレーしたが、2015年に故郷(光州)に近い順天市庁に移した。

チュ監督は代表監督としてもアジア大会で金メダル14個を取った。2002年の釜山アジア大会と2014年の仁川アジア大会で監督を任され、両大会の全種目で金メダルを総なめした。2009年には指導力を評価され体育界最高勲章の「青龍章」を受章した。

慶尚北道星州郡(ソンジュグン)出身のチュ監督は、「1994年に初めて聞慶市庁監督を任されたときは、ここまで長く聞慶に居続けるとは思わなかった。聞慶市庁関係者たちに物心両面で支援して頂いたおかげで、優勝製造機という異名まで得た。指導者生活を終える瞬間まで、聞慶市庁を世界一のソフトテニスチームに作り上げることを目指して取り組みたい」と話した。



黃奎引 kini@donga.com