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さすが岩隈の「天敵」、秋信守が3ランに続く2点二塁打で5打点

さすが岩隈の「天敵」、秋信守が3ランに続く2点二塁打で5打点

Posted April. 18, 2017 08:35,   

Updated April. 18, 2017 08:36

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制球力に優れ緩急を使うのが上手く、落差の大きいフォークボールまで身に着けている日本人投手に韓国人打者は苦戦してきたのが事実だ。それでも日本を相手に何度も劇的な勝利を挙げることができたのは、狙いをつけて打ち返した天敵たちがいたからだ。

メジャーリーグ、テキサス・レンジャーズの秋信守(チュ・シンズ)は17日、ワシントン州シアトルのセーフコフィールドで行われたシアトル・マリナーズ戦で相手先発の岩隈久志に2回、今季1号目の3ラン本塁打と3回に2点二塁打を奪った。2回とも、低めにコントロールされた球質を読んで的確に長打に結びつけた。秋信守は一人で5打点を挙げる活躍をしたが、チームは7-8で逆転負けした。

秋信守は2009年に日本と対戦したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で本塁打を放ってから「岩隈の天敵」と言われてきた。メジャーリーグでは2015年以降、岩隈を相手に8打数4安打と5割の打率で圧倒している。一時は停滞気味もあったが、三振を喫したのが2度しかないほど岩隈には強かった。

秋信守のように日本人投手に強い韓国人打者が多い。三星(サムスン)の李承燁(イ・スンヨプ)は決定的な瞬間に「日本の天敵」としての強さを発揮した。2000年のシドニー五輪では松坂大輔(ソフトバンク)から予選で本塁打を、3位決定戦では決勝2点二塁打を放った。2008年の北京五輪準決勝でも岩瀬仁紀(中日)を相手に決勝2ラン本塁打を放った。

金東柱(キム・ドンジュ=元斗山)はボストン・レッドソックスの抑え上原浩治が「怖い」と本音を漏らし、注目を集めた。1997年の台湾アジア野球選手権で金東柱に2度も大型本塁打を打たれてからは国際大会での対戦を嫌った。ハンファのスカウトチーム長のイ・ジョンフン氏は1991年の韓日スーパーゲームで、初めて対戦した日本プロ野球のトップレベルの投手たちを相手に23打数9安打(打率.391)と圧倒的な強さを見せた。キム・ソンハン元KIA監督は、同年のスーパーゲーム第1戦で、当時日本一の投手、伊良部秀輝(元千葉ロッテ)の150キロの直球を捉え、韓国プロ野球選手では初めて東京ドームで本塁打を放った。1988年のソウル五輪野球準決勝では「トルネード」野茂英雄(元ロサンゼルス・ドジャース)の魔球のようなフォームボールに毎打席良く対応して安打を放ったカン・ギウン三星コーチやノ・チャンヨプ元LGコーチも日本投手に強かった。



兪載泳 elegant@donga.com