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「北朝鮮のロナウド」ハン・グァンソン、セリエAの北朝鮮選手初のゴール

「北朝鮮のロナウド」ハン・グァンソン、セリエAの北朝鮮選手初のゴール

Posted April. 11, 2017 08:30,   

Updated April. 11, 2017 08:30

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ハン・グァンソン(19=カリアリ、写真)が北朝鮮選手では初めてイタリアのセリエA(1部リーグ)でゴールを決めた。

ハン・グァンソンは10日、本拠カリアリで行われたトリノ戦で1-3でリードされた後半36分に途中出場し、アディショナルタイムにディエゴ・ファリアスのクロスを頭に当ててゴールを決めた。北朝鮮選手が欧州の5大リーグ(スペインのラ・リーガ、イングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アン、イタリアのセイエA)で得点したのは初めて。

北朝鮮選手のセリエA進出は、昨年3月にフィオレンティーナと契約したが、すぐ放出されたチェ・ソンヒョク(19)以降、ハン・グァンソンが2人目。チェ・ソンヒョクは当時、イタリア議会が国連の北朝鮮制裁に反する獲得だと問題を提起し、1試合にも出場できなかった。スペインでサッカー留学をしていたハン・グァンソンは今年3月、カリアリと契約した。やはり北朝鮮制裁問題で議論を呼んだが、今月2日のパレルモ戦に後半41分に途中出場し、セリエAデビューを果たし、さらに1週間後には北朝鮮のサッカー史に残る記録を打ち立てた。

FWのハン・グァンソンは2014年9月にバンコクで開催されたアジアサッカー連盟(AFC)U-16選手権で北朝鮮の優勝をけん引し、一気に注目を集めた。当時、イ・スンウ(19=FCバルセロナ・フベニルA)が出場した韓国は北朝鮮と対戦した決勝で、前半に先制ゴールを決めたものの、ハン・グァンソンに相次いで得点を許し、1-2で敗れた。当時、大会得点ランキング1位はイ・スンウ(5得点)で、ハン・グァンソンは2位(4得点)だった。

2015年、英紙ガーディアンはハン・グァンソンをイ・スンウとともに「1998年生まれの世界50大有望株」に選んだ。同紙は、「韓国のイ・スンウをリオネル・メッシ(バルセロナ)のようなスタイルの選手だとすれば、ハン・グァンソンはクリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)に近いタイプの選手」と評価した。

ハン・グァンソンは、この日の試合終了後に行われた記者会見で「初ゴールを決められた物凄く嬉しい。ロナウドが一番好きだ」と話した。

この日、2-3で負けたカリアリはセリエAの20チームの中で13位(勝ち点35、10勝5分け16敗)につけている。



李承鍵 why@donga.com