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孫興民がアジア選手初のEPLリーグ戦二桁得点達成、ワトフォード戦で2得点1アシスト

孫興民がアジア選手初のEPLリーグ戦二桁得点達成、ワトフォード戦で2得点1アシスト

Posted April. 10, 2017 08:44,   

Updated April. 10, 2017 08:56

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「基本的にストライカーの最高の徳目であるシュート能力とスピードは全て備えている。これまで所属クラブの事情から、レギュラーでプレーできなかったが、最近自分の能力をはっきりと見せている。海外に進出した選手の中で、アタッカーは車範根(チャ・ボングン)と孫興民(ソン・フンミン)の二人だと思っているが、若い孫興民は新しい歴史を書くだろう」(キム・デギルKBSN解説委員)

「昨季はプレミアリーグへの適応も十分でなかったし、連携プレーでも未熟さを露呈する場面が目立った。最近は長所が短所を圧倒している。今のペースを維持すれば、ポチェッティーノ監督がどんなフォーメーションを採用しても出場時間は保証されるだろう。彼は大変効率的な選手だ」(ハン・ジュンヒKBS解説委員)

この日のチームの全得点に絡んだ。自身初のEPLハットトリックは逃したが、トッテナムの孫興民(25)が韓国人選手の新しい欧州リーグ挑戦史を書き続けている。

孫興民は8日、英国ロンドンの本拠ホワイト・ハート・レーンで行われたEPLリーグの2016~2017シーズン第31ラウンドのワトフォード戦でリーグ戦10得点目と11得点目を決め、チームの4-0勝利をけん引した。前半33分にデレ・アリ(21)の先制ゴールをアシストした孫興、民は、前半44分と後半10分に相次いでゴールを決めた。アシストとして記録はされなかったが、前半39分に出たチームの2点目も彼のシュートから始まった。

6日、奇誠庸(キ・ソンヨン=28)が所属するスウォンジー・シティとの試合でリーグ戦9得点を決め、アジア選手では初のEPLリーグ戦二桁得点を達成した。また、サッカー協会(FA)カップなどを入れた今季の通算得点数を18に伸ばした。2014~2015シーズンにドイツ・ブンデスリーガのレバークーゼンで記録した自身の1シーズン最多得点(17得点)を超えるものだ。

孫興民はブンデスリーガで活躍した車範根元代表監督(64)が1985~1986シーズンに達成した韓国人選手の欧州リーグ最多得点(19得点)記録にもあと1点と迫った。リーグ戦3試合連続得点を記録した孫興民は、先月末のミルウォール(3部リーグ)とのFAカップ準々決勝でハットトリックを達成して以来、直近の5試合で7ゴールを決めている。

ポチェッティーノ監督は同日後半43分に孫興民を交代した。ホーム観衆から起立拍手を受けさせるためだった。ピッチを出てポチェッティーノ監督としばらくハグをした孫興民は、英BBCの「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。元ウェールズ代表のジョン・ハートソン氏は、BBCで「孫興民にセンセーショナル(Sensational)という単語を使いたい。彼はトップクラスだ。ポチェッティーノ監督の熱く抱かれるほどの仕事をした」と褒め称えた。サッカー統計サイト「フースコアード・ドットコム」は、孫興民に9.22の採点を与えた。9点台の採点は両チームを通じて孫興民だけだった。

孫興民は同日、複数ゴールでEPL得点ランキングで12位タイに入った。10位とは2点差で、残り試合での活躍次第ではアジア選手初のEPL得点トップ10入りも可能だ。以前の最高ランキングは2014~2015シーズンに8得点を記録した奇誠庸の27位タイだった。トッテナムは7試合を残している。



李承鍵 why@donga.com