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奇誠庸の前で奇誠庸を超えた孫興民、次は「チャブム」車範根の記録

奇誠庸の前で奇誠庸を超えた孫興民、次は「チャブム」車範根の記録

Posted April. 07, 2017 08:56,   

Updated April. 07, 2017 08:56

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「記録製造機」孫興民(ソン・フンミン)が「チャブム」車範根(チャ・ボングン)元代表監督(64)の欧州リーグ1シーズン韓国人最多得点記録を超えるのかどうかに注目が集まっている。

イングランド・プレミアリーグ(EPL)、トッテナム・ホットスパーの孫興民は6日、ウェールズ・スウォンジーの敵地リバティスタジアムで行われたスウォンジー・シティ戦で今季16得点目を決めた。同日、先発出場した孫興民は、両チームが1-1で並んだ後半46分、同僚のビンセント・ヤンセンがヒルで出したパスを右足でシュート。孫興民の足を離れたボールは相手GKの体に当たって屈折し、ゴールに吸い込まれた。トッテナムは後半49分に追加点を決め、3-1で勝った。孫興民は試合後にインスタグラムに「信じられない試合だった。劇的なゴールを決めて最高の気持ちだ」と感想を書き込んだ。

逆転決勝ゴールを決めた孫興民は今季リーグ戦で9得点を挙げ、スウォンジー・シティの奇誠庸(キ・ソンヨン、28)が保持していたEPLにおけるアジア選手の1シーズン最多得点記録を更新した。奇誠庸は後半27分に途中出場し、孫興民が記録を更新する瞬間を見守った。奇誠庸は試合終了後、自身のインスタグラムに孫興民と一緒に撮影した写真を投稿し、「ソニ(孫興民の異名)今日はおめでとう。これから最高記録まで行ってみよう」と祝賀メッセージを残した。

今季の孫興民はリーグ戦で9得点、イングランド・サッカー協会(FA)カップで6得点、UEFAチャンピオンズリーグで1得点など計16得点を記録している。車範根氏がドイツ・ブンデスリーガのレバークーゼン所属で1985~1986シーズンに打ち立てた韓国人の欧州リーグ1シーズン最多得点記録(19点)まであと3ゴールを残している。孫興民はレバークーゼン所属でプレーした2014~2015シーズンに車氏の記録に挑戦したが、17得点に止まった。しかし今季は、EPLリーグ戦が8試合、FAカップ準決勝など少なくとも9試合が残っている上、最近得点力も取り戻しており、新記録作成への期待感が高まっている。リーグ戦で2試合連続で得点した孫興民は、今季にレギュラーとベンチメンバーを行き来しながらも、チーム内のリーグ戦得点ランキングでハリー・ケイン(19点)、デリ・アレ(15点)に次いで3位をマークしている。

リーグ首位のチェルシー(勝ち点72)を追い上げている2位トッテナム(勝ち点65)は孫興民の決勝ゴールでリーグ優勝への希望をつなぐことができた。



鄭允喆 trigger@donga.com