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事実上の決勝、日本対米国のWBC準決勝戦に世界が注目

事実上の決勝、日本対米国のWBC準決勝戦に世界が注目

Posted March. 22, 2017 08:46,   

Updated March. 22, 2017 08:46

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事実上の決勝だ。

22日、米国ロサンゼルス・ドジャーススタジアムで行われた2017ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝に世界の野球ファンの関心が集まっている。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)世界ランキング1位の日本と2位の米国の「竜子相搏つ」の対戦がそれで、試合結果に注目しているのだ。

歴代WBCで両チームの明暗は180度分れた。2006年の第1回、2009年の第2回大会で優勝した日本は歴代WBC参加国では唯一4大会連続でチャンピオンシップラウンド(4強)に進出し、野球強国としての存在感をアピールした。反面、米国はメジャーリーグ事務局主催の大会であるにも関わらず、毎回期待に及ばない成績を残した。唯一4強に進出した第2回大会でも日本に敗れて決勝進出に失敗した。両チームのWBC対戦成績は1勝1敗。

今回の準決勝は自国のプロリーグのプライドがかかった対決でもある。名誉回復を狙う米国は、今大会代表メンバー全員をメジャーリーガーから選出した。バスター・ポージー(30=サンフランシスコ・ジャイアンツ)、エリック・ホズマー(28=カンザスシティ・ロイヤルズ)などオースターゲームのラインナップを彷彿とさせる。とくに2次ラウンドで優勝候補ドミニカを破り勢いに乗っている。

青木宣親(ヒュースト・アストロズ)を除いて、代表メンバー全員を自国リーグ選手で構成した日本は、2次ラウンドまでの6試合で全勝を挙げ、世代交代が着実に進んでいるという評価を受けている。3本塁打を放った筒香嘉智(26=横浜)と中田翔(28=日本ハム)が打線の重量感を与えている。

専門家らは短期決戦であるだけに序盤の雰囲気が勝敗を分けるとみている。MBCスポーツプラスのソン・ジェウ解説委員は、「ツーシーム・ファーストボールを武器とする米国のタナー・ロアーク(31=ワシントン)の切れの良いボールを日本の打線が攻略できるかがカギとなる」と分析した。ダニエル・キム解説委員は、「ジャンカルロ・スタントン(28=マイアミ)らが入った米国の強力な打線が試合序盤から爆発すれば、意外と一方的な試合展開になる可能性もある。日本としては、序盤にできるだけ失点をしないのが急務となる」との見方を示した。

一方、21日に行われた準決勝ではプエルトリコが延長11回のタイブレークの末、オランダを4-3で下して決勝進出を決めた。



姜泓求 windup@donga.com