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エース級投手からも本塁打連発、朴炳鎬が帰って来た

エース級投手からも本塁打連発、朴炳鎬が帰って来た

Posted March. 22, 2017 08:29,   

Updated March. 22, 2017 08:30

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メジャーリーグ、ミネソタ・ツインズはチームに残った朴炳鎬(パク・ビョンホ=31)の活躍を見てほっとしていることだろう。一方で、残り29チームは地団太を踏んで後悔しているかもしれない。

朴炳鎬のバットが連日火を噴いている。2014年と2015年にKBOリーグで2年連続50本塁打を放つときの勢い、そのままだ。1年間で、こんなに変われるものかと思えるほどだ。ミネソタのスプリングキャンプで最も目立つ活躍をしたのは断然朴炳鎬だ。朴炳鎬がオープン戦で4号目の本塁打を放ち、開幕25人枠に入る可能性を一段と高めた。

朴炳鎬は21日、フロリダ州ダニーデインのオート・エクスチェンジ・スタジアムで行われたトロント・ブルージェイズとのオープン戦で0-0だった5回表に決勝2点本塁打を放った。7番・一塁手で先発出場した朴炳鎬は無死1塁でトロントの先発フランシスコ・リリアーノの148キロの直球を捉え、センターフェンス超えの2点本塁打を放った。

昨シーズン中盤、ピッツバーグ・パイレーツからトロントに移籍したリリアのはメジャーリーグのトップクラスの左腕先発投手だ。2013年と2015年に、それぞれ16勝と12勝を挙げた。昨年は8勝13敗、防御率4.69と振るわなかったが、今年のオープン戦では快投を続けている。この日も、リリアーノは4回3分の2を投げ10奪三振をマークした。今年のオープン戦でリリアのが与えた唯一の失点が朴炳鎬の本塁打だった。

この日、2打数1安打2打点を記録した朴炳鎬のオープン戦成績は打率.394(33打数13安打)に4本塁打8打点。OPS(出塁率+長打率)は実に1.280だ。チーム内で本塁打と安打で1位で、打点は2位タイだ。

メジャーリーグデビュー年だった昨年、リーグ投手たちの剛速球に苦戦した朴炳鎬は、今年は直球と変化球を問わず、連日自身感あふれるスイングをしている。11日のマイアミ・マリーンズ戦では台湾出身のトップクラスの左腕、陳偉殷の134キロのスライダーを捉えて本塁打を作り出した。先月28日にはホセ・ウレーニャの154キロの剛速球を本塁打を炸裂させた。オープン戦初本塁打も150キロに近い速球だった。

朴炳鎬がメジャーリーグ投手の剛速球に適応するため、冬に打撃フォームを簡潔に修正した効果を得ているのだ。選球眼も良くなり、8度三振に倒れる間、5つの四球を選んだ。ミネソタのポール・モリタ―監督は、「打席での姿が大変楽に見えた。ストライクのボールに良いスイングをしている」とコメントした。

現在、朴炳鎬はマイナーリーグ選手の身分だ。今年初めに40人枠に入れず、招待選手としてスプリングキャンプに参加している。40人枠から除外されたとき、他の29チームは朴炳鎬を獲得できるチャンスがあった。だが、どこも手を上げず、朴炳鎬はマイナーリーグ行きを受け入れた。

しかし、今の朴炳鎬は、すべてのチームが欲しがるほどの実力を発揮している。FOXススポーツ・ノースは同日の試合終了後、「朴炳鎬が帰って来た。ミネソタが期待していたパワーを存分に発揮している」と伝えた。また「今の調子なら(最も強力なライバルである)ケニス・バルガスのポジションも十分奪える。恐らく開幕戦の指名打者は朴炳鎬のものになるだろう」と予測した。



李憲宰 uni@donga.com