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時速146キロ、「モンスター」柳賢振が今季初のオープン戦で快投

時速146キロ、「モンスター」柳賢振が今季初のオープン戦で快投

Posted March. 13, 2017 08:40,   

Updated March. 13, 2017 08:48

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「正しい方向に向かう段階にある」

ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振(リュ・ヒョンジン=30)の今季初のオープン戦登板を見守ったドジャースのデイブ・ロバーブ監督のコメントだ。柳賢振自身も「全体的に全てが良い。嬉しい限り」と満足感を示した。

肩の手術で2年間の長いリハビリに専念してきた「コリアンモンスター」のマウンド復帰に青信号が灯された。柳賢振は12日、アリゾナ州フェニックスで行われたロサンゼルス・エンゼルスとのオープン戦に先発登板し2回を投げ2三振1被安打無失点と好投した。

内容も良かった。計26球を投げた柳賢振は1回表の3打者に全て初球からストライクを投げるなど安定した投球を見せた。直球のほかにもチェンジアップ、カーブ、スライダーなどの変化球も一通り確かめた。自身を相手に通算7打数6安打を記録しているベン・リビアをスライダーで空振り三振に倒すなど度胸の光る投球だった。MBCスポーツプラスのソン・ジェウ解説委員は「これまで柳賢振が『体調は良い』と言ってきたことを試合の結果で見せつけたところに意味がある。(負傷を)恐れずに負傷前のように思い切りボールを投げる姿が印象的だった」と話した。

この日、最高球速91マイル(時速146キロ)をマークし、手術後に球速が上がらなかった問題も解決されていることを見せつけた。まだ開幕前であることを考えると悪くない数字だ。オープン戦の残り試合での登板ではより速い球速と80~90球の投球ができることを証明する必要がある。14勝ずつを挙げた2013、2014シーズンの柳賢振の最高球速平均は約93マイル(約150キロ)だった。

実戦感覚の回復も課題だ。柳賢振は「(2回に)走者を出した時、ストライクが真ん中に入ったボールは制球ミスで大きく外れたものなので気になる」と言い、試合感覚の重要性をかみしめた。

柳賢振と同じ1987年生まれのサンフランシスコ・ジャイアンツの黄載鈞(ファン・ジェギュン)もこの日、本塁打を放ち喜びを満喫した。アリゾナ州で行われたシンシナティ・レッズ戦に先発出場し、オープン戦3本目の本塁打を記録した。オープン戦通算21打数7安打をマークしている黄載鈞は限られた出場機会の中でも長打力を発揮し、25人枠メンバーに入る可能性を高めている。

一方、同い年の姜正浩(カン・ジョンホ=ピッツバーグ・パイレーツ)の開幕戦先発出場は不透明になった。ピッツバーグは昨年12月、ソウルで飲酒運転などをして懲役8か月、執行猶予2年の処分を受けた姜正浩を制限リストに登録したと発表した。主に禁止薬物の服用やリーグ規定違反などで出場停止処分を受けた選手が対象となる制限リストに登録されれば、状況によっては年俸を受け取れなくなる状況も考えられる。姜正浩は10日、法律代理人を通じて控訴状を提出した。



姜泓求 windup@donga.com