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平昌五輪直行切符を巡る仁義なき戦いが始まる、ショートトラック世界選手権

平昌五輪直行切符を巡る仁義なき戦いが始まる、ショートトラック世界選手権

Posted March. 10, 2017 08:30,   

Updated March. 10, 2017 08:32

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2018平昌(ピョンチャン)冬季五輪直行切符1枚を巡って女子ショートトラックの世界最強、沈錫希(シム・ソッキ=韓国体育大学、20)とチェ・ミンジョン(19=城南市庁)が譲れない競争を繰り広げる。

10日、オランダのロッテルダムで開幕する2017国崔スケート連盟(ISU)ショートトラック世界選手権が、その舞台だ。今大会は500メートル、1000メートル、1500メートル、リレー(男子5000メートル、女子3000メートル)の記録を点数化して合計し、男女個人総合順位をつけるのだが、上位3位に入った選手のうち最上位一人には平昌五輪出場権が与えられる。

普段、「錫希さんと一緒に良い結果を出したい」と言っているチェ・ミンジョンだが、いつにも増して意欲を燃やしている。チェ・ミンジョンは世界選手権の個人総合3連覇を目指している。

男子部では先月の札幌冬季アジア大会で豊富な経験を活かして後輩たちの金メダル獲得を支えたエース、イ・ジョンス(28=高陽市庁)が五輪直行を夢見る。

今大会で五輪切符を確保できなければ、「狭き門」と言われる4月の代表選考会を勝ち抜かねばならない。

ショートトラックの男女代表チームが最も警戒しているのは中国の集中的なけん制だ札幌アジア大会でも見られたように、ショートトラックの全競技にわたって中国は巧妙な反則行為などで韓国選手のレースを妨害しているため、意識せざるを得ない。

沈錫希とチェ・ミンジョンが立ちはだかる女子代表は、中国選手たちが韓国選手の後尾にくっつくような隙を与えないレースを繰り広げる作戦を練っている。札幌味大会のショートトラック女子500メートル決勝で、中国の范可新は、最終周のカーブで沈錫希希を追い抜くのが困難と思いきや、左手で沈錫希の足を掴み取った。沈錫希は「中国選手たちは韓国選手たちを追い抜けないと思うと、習慣的に後ろから手を使っているようだ。レース終盤まで中国選手たちが自分の後尾近くまで追いつかないようにすることを意識したい」と話した。

男子部の場合、中国選手たちは韓国選の前を滑っている時、よく手と体を使って追い抜くのを妨害する反則行為することが多い。

オランダに派遣されたパク・セウ大韓氷上競技連盟競技理事(元ショートトラック代表監督)は、「中国選手たちの反則を予測して、瞬間的に対応できるレースで克服しなければならない」と話した。



兪載泳 elegant@donga.com