世界ランキング6位のチャン・ハナが19日、豪州・アドレイドのザ・ロイヤルアドレードGC(パー73)で行われたISPSハンダ・オーストラリア女子オープンの最終日にスコアを四つ伸ばし通算10アンダーで頂上に立った。2位ナンナ・マドセン(デンマーク)を3打差で振り切った。
昨年の米国女子ツアー(LPGA)で韓国勢は合計9勝を挙げたが、そのうち最多の3勝を挙げたチャン・ハナは今季初出場の大会を優勝で飾った。昨年、田仁智(チョン・インジ)との「鞄騒ぎ」に巻き込まれ精神的に苦しい時間を過ごしがが、今回の優勝で一段と軽い気持ちでシーズンを始めることになった。優勝賞金19万5000ドルを獲得したチャン・ハナは、「今季の目標にしていた5勝に向けて手応えを掴んだ」と喜んだ。
首位に4打差の7位タイでスタートしたが、1番からボギーを出し、優勝から遠のくかのように見えた。だが11ホール連続でパーをマークしては、13番と14番で連続バーディーを奪い、追い上げの手がかりをつかんだ。17番(パー5)では2オンに成功しては、10メートル以上のイーグルパットを決め、2打差をつけては18番でバーディーを決めて勝利を決定づけた。
チャン・ハナは今季開幕を控えて、ベトナムで高強度のトレーニングメニューをこなした。毎日午前5時30分から午後8時30分までスイング修正と体力強化に集中し、長打よりは精巧なコース攻略に力を入れた。昨年、アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)のキャディをしたピーター・ゴドフリを新たに迎え入れて息を合わせた。
金鍾錫 kjs0123@donga.com