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白菜畑少年がアジアの雪原を号令、イ・サンホがスノボ大回転で韓国初の金メダル

白菜畑少年がアジアの雪原を号令、イ・サンホがスノボ大回転で韓国初の金メダル

Posted February. 20, 2017 08:23,   

Updated February. 20, 2017 08:35

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アジアのウィンタースポーツ祭典の初舞台を華やかに飾ったのは、15年前に白菜畑でスノーボードを乗っていた子供だった。韓国スノーボードの看板、イ・サンホ(22=韓国体育大学)が19日に開幕した2017札幌冬季アジア大会初日に、韓国選手団の初出場種目で金メダルを獲得し太極(テグク)旗を振った。

イ・サンホは開会式直前に札幌のサッポロテイネで行われたスノーボードアルペン男子大回転で1回目と2回目の合計1分35秒76で金メダルを獲得した。韓国スノーボード史上初のアジア大会金メダルだ。

江原道旌善郡舎北(カンウォンド・チョンソングン・サブク)出身で小学校1年生の時からスノーボードを乗り始めたイ・サンホは、父が町の高冷地白菜畑で改良して作った雪そり場で子供のときから遊んでいた。このため、「白菜畑少年」の異名をついた。

小学校3年生だった2004年に正式選手になったイ・サンホは、2013~2014シーズンのスノーボード世界ジュニア選手権パラレル大回転で2位につく猛烈な成長ぶりを見せた。2015年の世界ジュニア選手権では表彰台の一番大会所に立った。昨年12月のイタリア国際スキー連盟(FIS)スノーボード・ワールドカップ・パラレル大回転で、韓国スノーボード史上W杯最高成績である4位についた。

アジア大会直前に開かれた平昌(ピョンチャン)スノーボードW杯で20位に止まり大きな衝撃を受けたイ・サンホは、今回の金メダルで来年の平昌五輪で韓国初のスノーボード五輪メダリストへの夢を再び膨らませることができた。イ・サンホは、試合後に「金メダルが決まる瞬間、白菜畑と両親のことを思った。自分がスノーボードで初めて(歴史を)書いていくのが楽し過ぎる。平昌五輪への自信も確実につかんだ。これからの目標は五輪のゴールドメダルだ」とやる気満々だった。イ・サンホは20日、スノーボード男子回転で大会2冠達成に挑む。

金メダルを獲得したイ・サンホに次いでチェ・ボグン(26=国軍体育部隊、26)が1分36秒44で銀メダルを獲得した。チ・ミョンゴン(35=光州スキー協会)、キム・サンギョム(28=全南スキー協会)も4、5位に入った。日本の神野慎之介が銅メダルを獲得したのを除けば、韓国の独壇場だった。

「冬の感動を共有し、その先の更なる夢へと向かっていこう」という大会のスローガンを合わせ、札幌ドームで3部からなる開会式には31ヵ国の選手団と役員、そして4万2000人あまりの観客が参加した。韓国は、スケート、スキー、バイアスロン、アイスホッケー、カーリングの5種目で金メダル15個以上を獲得し、2003年の青森大会以来14年ぶりの総合2位奪還を目指している。



兪載泳 elegant@donga.com