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消えない平昌聖火、五輪委員会が聖火トーチを公開

消えない平昌聖火、五輪委員会が聖火トーチを公開

Posted February. 10, 2017 08:22,   

Updated February. 10, 2017 08:29

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「強風と暴説の中でもオリンピックの炎が消えるような状況があってはなりません」

平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの聖火トーチ(写真)が公開された。平昌冬季オリンピック組織委員会は9日、古代オリンピックの発祥の地ギリシャで採火した聖火を平昌まで運ぶことになる聖火トーチを江陵(カンルン)アイスホッケーセンターで公開した。

聖火トーチは回りながら舞い上がる炎を形象化し、韓国の伝統美とオリンピック精神が盛り込まれた。

オリンピック開催地、平昌の海抜700メートルの高度を象徴する700mmの長さで作られた聖火トーチは、冬の強い風と暴雪にも消えないように設計された。聖火トーチの上段に4つの壁を設け、風が吹くと炎が壁の反対側にある酸素源に向かって移動して消えないようにした。聖火トーチの素材には、軽くて外部からの衝撃に強いアルミニウムが採用された。聖火が点火される部分だけを火に溶けにくい鉄の材質を使った。聖火トーチの重さ1318グラム。上段にある傘の形をした蓋は、雪や雨が中に入り難くする働きをする。

聖火トーチの横面に施されたハングルの子音「ㅊ」は、平昌の子音を意味し、世界5大陸が一つにつながるのをイメージした「*」に似ている。平昌オリンピックのスローガンである「一つになった情熱」と各大陸を一つに結ぶオリンピック精神を表現した。聖火トーチは韓国の伝統白磁からモチーフを得て曲線美を活かし、雪と氷の祭典である冬季オリンピックを表現しようと白色を採用した。柄は人が手を携えている姿をイメージし、世界の人々が聖火リレーに参加する意味を盛り込んだ。



兪載泳 elegant@donga.com