18日、テキサスのジョン・ダニエルスGMが発表した同チームのWBC参加選手リストによると、投手3人、野手5人の計8人だが、リストに秋信守の名前はなかった。日本出身のダルビッシュ有投手やベネズエラ出身のエルビス・アンドラス遊撃手らもリストになかった。
今回の決定は、負傷の経験がある高額年俸選手に対する球団としての特別な対応だ。テキサスと7年1億3000万ドルで契約した秋信守は、昨季に負傷に悩まされ故障者リストに4度も入った。
メジャーリーグ事務局が主催するWBCに対して、球団が一方的に出場を止めることはできない。ただ、球団の要請がある場合は、WBC負傷検討委員会で議論をして出場可否を決める。韓国代表は20日に開かれる同委員会の結果を受けて、最終登録メンバーの変更を決めることにしている。
しかし、球団が選手派遣を拒む考えを明確にしているだけに、出場は困難とみられる。これに先立ち、金寅植(キム・インシク)韓国代表監督も、「秋信守の出場問題は球団側の意見が尊重されるとみられる」との見方を示した。秋信守の出場がならない場合、予備登録選手リストに入っている羅成範(ナ・ソンボム=NC)、ユ・ハンジュン(kt)、パク・コンウ(斗山)、パク・ヘミン(三星)の中から代替選手を選ぶことになる。その場合、韓国人のメジャーリーガーの中ではセントルイスの呉昇桓(オ・スンファン)だけが最終メンバーに残ることになる。
姜泓求 windup@donga.com