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呉昇桓、筋トレで「ハルク」に変身

Posted January. 16, 2017 08:39,   

Updated January. 16, 2017 08:39

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昨年末に会ったときのセントルイスの呉昇桓(オ・スンファン=35)は今年の目標の一つとして、「メジャーリーグの大柄の選手たちを圧倒する姿を見せたい」と話した。がたいの話を持ち出したのは、自身の体格がメジャーリーグでは決して大きい方ではないからだ。呉昇桓は、「韓国や日本でプレーするときは、自分の身体が小さいとは一度も思ったことがない。ところが、いざメジャーリーグに行ってみたら大柄の選手が本当に多かった。身長だけで言うと、おそらくチーム内で3番目に低いと思う」と言って笑った。

公式プロフィールに記載された呉昇桓の身長は178センチで体重は93キロだ。見事に鍛えられたボディーの持ち主なので、仲間たちから「良い体だ」と言われることが多かったという。だが、呉昇桓は、依然として満足していないようだ。マネージメント会社「スポーツインテリジェンスグループ」は最近、ソーシャルメディア(SNS)に、個人トレーニングをしている呉昇桓の写真を何枚か公開した。いち早く米国マイアミに渡り、トレーナーのクォン・ボソン氏と一緒にトレーニングに励んでいる呉昇桓の腕はボディービルダーのようにムキムキだ。レスリング選手のように大型のタイヤを持ち上げる写真もある。スポーツインテリジェンスグループは、写真に「ますますハルクになってきた」という説明をつけた。

今年は体力が重要になってくる年だ。曲折の末にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表に選ばれた呉昇桓は、3月初めからは実戦で投げなければならない。4月からはメジャーリーグのレギュラーシーズンに突入する。

メジャー2年目を迎える呉昇桓は現地で高い評価を受けている。米国の代表的な統計サイト「ファングラフドットコム」は呉昇桓が今年にチーム最高の抑え投手として活躍するだろうと予想した。同サイトがZiPS(SZymborski Projection System)を使って予測したところによると、呉昇桓は今年、68試合に出場し64回と3分の2を投げるという。三振は81個を奪い、9イニング当たりの奪三振は11.27でチーム内で最も高い。防御率は2.64を予想した。勝ち負けとセーブの予測値は示さなかったが、WAR(代替選手に対する勝利への貢献度)は1.3を予想した。WARはメジャーリーグの代表的な抑え投手と比較しても大きな劣らない記録だ。

同サイトは、ケンリー・ジャンセン(ロサンゼルス・ドジャース)のWARを1.5、アロルディス・チャップマン(ニューヨーク・ヤンキース)は1.4を予測した。また、呉昇桓を伝説のクローザー、トレバー・ホフマン(引退、元サンディエゴ)に譬えた。ホフマンはメジャーリーグ史上初めて600セーブを達成(通算601セーブ)した投手。呉昇桓と同年の35歳だった2002年に2勝5敗38セーブ、防御率2.73を記録した。



李憲宰 uni@donga.com