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日本、WBC王座奪還に向けて始動

Posted January. 13, 2017 09:26,   

Updated January. 13, 2017 09:26

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「侍ジャパン応援宣言!WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)世界一奪還へ」

2017WBC大会を2ヵ月後に控え、日本のテレビ朝日は7日、このようなタイトルを掲げた番組を始めた。毎週土曜午前に放送される番組には、大会を控えた代表選手たちの意気込みや歴代WBCの名場面などが盛り込まれていた。7日の初放送では今大会で最も注目されている「怪物投手」大谷翔平(23)が出演した。

4年ぶりのWBC大会に向けて、日本国内では盛り上がりを見せている。最近、姜正浩(カン・ジョンホ)が飲酒運転事故を起こし、呉昇桓(オ・スンファン)の抜擢をめぐって議論が起きるなど混乱が続いている韓国とはあまりにも対照的な雰囲気だ。2006年の第1回と2009年の第2回大会で連続優勝を飾った侍ジャパン(日本代表チーム)は、今大会で頂上奪還を目指している。日本代表は昨年11月、いち早くメキシコやオランダとの親善試合を行い、ウォームアップを始めた。

ファンの視線を引く様々なマーケティングも行われている。来月末に壮行試合として行われる台湾との2度にわたる強化試合は、日本プロ野球団の応援マスコットとチアガールが総結集する。人気テレビアニメ(僕のヒーローアカデミア)の登場人物たちが日本代表のユニホームを着たキャラクター商品も披露する計画だ。侍ジャパンの公式フェイスブックのアカウントはフォロワーだけでも20万人水準だ。

WBC大会では初めて披露することになる投打兼業の大谷の存在自体が日本代表にとっては絶好の宣伝手段だ。今シーズンを終えてのメジャーリーグ進出を宣言した大谷が2015年のプレミア12に次いで今大会でも圧倒的な威力を見せることができるのかに日本ファンの期待は高まっている。

もちろんメジャーリーグで活躍する日本人選手の不参加は悩みの種だ。前田健太(ロサンゼルス・ドジャース)と抑え投手の上原浩治(シカゴカブス)が球団の反対と所属チームへの適応問題を理由に出場がならなかった。ニューヨーク・ヤンキースの投手田中将大も、未だ参加が不透明だ。現在、代表メンバーに選ばれた19選手のうちメジャーリーガーはヒューストンの外野手、青木宣親だけだ。

しかし、戦力低下と読める要素はあまりないという見方が多い。MBCスポーツプラス解説委員のソン・ジェウ氏は、「選手層が厚い日本は以前から国内リーグの投手を中心にマウンドを運営してきただけに、メジャーリーガーの不参加が大きな影響を与えることはないだろう。(2014年の)日米オールスターゲームを通じて世代交代に成功した日本がプレミア12で国際舞台の経験を積んだだけに、依然として優勝候補に挙げるのに相応しい」と評価した。



姜泓求 windup@donga.com