Go to contents

外国人選手の負傷多発、プロバスケのトライアウト制度が原因

外国人選手の負傷多発、プロバスケのトライアウト制度が原因

Posted January. 05, 2017 08:29,   

Updated January. 05, 2017 08:30

한국어

2016~2017シーズンのKCCプロバスケットボールは7日で第3ラウンドが終わる。全6ラウンドのうち半分が終わっただけなのに、開幕前に獲得した外国人選手2人が今も同じチームで活躍しているのは三星(サムスン)、KGC、東部(トンブ)の3チームだけだ。外国人選手が安定した活躍していたこれら3チームは4日現在、それぞれ1、2、4位と上位にランクされている。残り7チームはいずれも外国人選手の交代を経験した。

最もダメージを受けたのはktだ。ktはトライアウト1番目指名でセンターのクリス・ダニエルスを獲得し「幸運」と言われたが、ダニエルスは開幕前に太ももを負傷した。ktはジェスパー・ジョンソン、ハーバート・ヒルの二人を一時交代選手で獲得してダニエルスの復帰を待ったが、結局7週目に断念した。今はリオン・ウィリアムズが完全交代選手でプレーしている。ktは、低身長の外国人選手として獲得したラリー・ゴードンも不調を理由に完全交代したが、ゴードンを肩代わりしたマット・ボルディンも8週診断を受けた。ktは現在2割に及ばない勝率(.192=5勝21敗)で最下位になっている。9位SKとは4ゲーム差で、今すぐの最下位脱出も望み薄だ。

負傷などによる交代が頻繁に行われると、「昨日はあのチーム、今日はこのチーム」でプレーする選手が増えた。ダニエルスの最初の交代選手として獲得したジョンソンは、ktを離れたあと、アラン・ヘインズの交代選手でオリオンズのユニホームを着た。LGがマイケル・イペブラの完全交代選手として獲得したマリオ・リトルはSKから獲得したデリコ・ホワイトの一時交代選手として活躍しては、LGに定着した。リトルは昨シーズンにKGCで全試合に出場したが、1年も経たないうちにKGC、SK、LGの3チームを渡り歩いた。このため、ファンの間で「外国人選手の所属チームが分かり難い」という声が上がっても仕方ない。

規定上、代替選手はトライアウトに参加した選手の中から選ぶことになっているため、各チームは戦力の損失を最小限に抑えようと、他チームで活躍している選手を好んでいる。

MBC解説委員のパク・ゴンヨン氏は、「外国人選手もフランチャイズ・プレイヤーが必要だが、今のトライアウト制度下では容易なことではない。外国人選手に負傷が多発しているのも、事前の体づくりなど十分な準備をしていないことが主な原因だ。トライアウト参加者数を増やすか、自由契約に変えるなど制度を見直す必要がある。今の状態では、外国人選手の体の状態を丁寧に管理することが重要だ」と話した。



李承鍵 why@donga.com